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Aサイド

いつも通りに学校に行き、教室に行く。

そう、いつも通りの流れだった。

教室の黒板を見るまでは。

緑色の板に、白いチョークで

《Aは、るぅとを火事の中見捨てた糞野郎だ!!!》

と、かかれてあった。

クラスの皆がチラチラとこちらを見てくる。

中には、私の悪口を言う人もいた。

、、、別にいい、こうなることは分かっていた。

それで罵られるのも全部全部、私のせいだ。

自分の机に向かうと、《糞野郎》と大きな字で書いてあった。

『、、、はぁ、』

なんだか消すのも馬鹿らしくなってきたので、消さないでおく。

まだるぅとくんは来てないようだ。

来たらどういう顔をするのだろうか。

ざまあみろという顔?

それとも、ほんの少し思っちゃったけど、私を庇ってくれる?

そんな淡い期待を持つ。

『、、、やっぱ消すか』

昨日の掃除から、まだ雑巾は濡れてるようだった。

濡らす手間が省けたので、雑巾を持ち拭く。

半分くらい拭けたとき、彼は来た。

、、、庇ってくれるかな。

そんな期待を持った私が馬鹿だった。

るぅとくんは、一瞬驚いた顔をしたあと冷たい顔で私を見た。

そして、いつもしてくれるはずの挨拶をるぅとくんはしてくれず、自分の席に着いていた。

なんで、あんな期待していたのだろう。

私は、頭お花畑なのだろうか。

自分の身体を傷付けた奴を助けてくれるはずがないのに。

そんなことを思った瞬間、半分まで消していた落書きを消す気がなくなった。

雑巾を片付け、自分の席に座る。


さぁ、これから地獄の始まりだ。

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作品ジャンル:ホラー
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いちご さとりーぬ推し - 続き待ってます! (9月15日 21時) (レス) @page25 id: 43c577427d (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ☆まろ。紫月まろ。@完結したら転生します。(プロフ) - とっても面白いですね!続き待ってます!とっても無理せずがんばってください! (8月26日 16時) (レス) @page25 id: 8001bcdca9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - とにかく引き込まれるようなお話ですね!これからも応援しています! (2022年11月9日 17時) (レス) id: 7e0195fc29 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご。 - *ゆうらまる*さん» やっぱ幼馴染は憧れますよね。親は、まあね!!更新頑張ります! (2022年9月23日 21時) (レス) id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご。 - わっふるのとっぴんぐさん» いやもうほんとそれなです。幼馴染って憧れますよね。更新頑張ります←(暫く更新してなかった人。) (2022年9月23日 21時) (レス) id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃご。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ef43d159165/  
作成日時:2022年6月29日 17時

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