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莉犬side

莉「…やっぱ、いろんなのあるね」

る「まぁ、街ですからね」

野菜買わないと。
人参にキャベツに、ピーマンに、

る「お肉も買います?」

莉「え、お金あるの?」

るぅとくんはこくんと頷き、お肉屋のおばちゃんに豚肉を一つ頼んでいた。

「あらぁ、るぅとくんと、莉犬ちゃんじゃないの。
 うふふ、おまけしちゃう!」

莉「ねーぇ、俺ちゃんじゃないってば!るぅとくんと同じ男の子!」

「知ってるわよ〜。でも莉犬ちゃんは可愛いから」

莉「またちゃん付け!!もぉー!!!」

このおばちゃんは、俺をちゃん付けする以外はいい人だから俺も好き。
るぅとくんもこのおばちゃんの事はお母さんみたいって言っていた。

る「ありがとうございます!」

「また来なさいねぇ」

莉「うん」

お肉屋さんから遠ざかると、次は雑貨屋さん。

この前俺の服のボタンが取れたから、裁縫道具を買う。
るぅとくんの裁縫は凄いの、手際が良くて、新品みたいになる。

る「莉犬〜、糸は赤でいーい?」

莉「赤がいい!!」

るぅとくんは赤い糸を持って、店主さんの所へ行く。

俺の兄ちゃんはこの店主さんとも知り合い。


「おぅ、坊主!でっかくなったなぁ!いつぶりだ?」

る「2年ぶり…?」

莉「違うよ、るぅとくん!3年ぶり!」

「お、チビも一緒か!」

莉「チビじゃないってぇ!」

ここの店主さんも俺達は大好き。
コミュニケーションがとっても上手。

「じゃあなぁ!!」

じゃあ次は服屋さん…と向かおうとしたときに、周りの人達が騒ぎ出した。


「王様だ!!」

「ひざまずけ!!」

「我等の神!!」


王様…?我等の神…?


莉「??」

る「?っあ!」


莉「るぅとくん、王様ってなに?」

る「莉犬!!顔を王に見せちゃダメ!!」


地面を見て!!

と、るぅとくんは、慌てた様に、泣きそうな顔で、俺に言った。
でも俺は反応に遅れて、

王様と目が合ってしまった。

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にゃご。(プロフ) - *ゆうらまる*さん» 続き頑張って書きます!! (2022年10月13日 18時) (レス) id: 3ed4f381df (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 新作…!黄くんどうしたんだろう??続きが気になります! (2022年10月13日 17時) (レス) @page4 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご。(プロフ) - 亜紀さん» ありがとう!!新作ですw (2022年10月10日 11時) (レス) id: 3ed4f381df (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - おおっ!にゃごさんの新作だ…!楽しみにしてます。 (2022年10月10日 8時) (レス) id: 5c183bf116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃご。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ef43d159165/  
作成日時:2022年10月10日 8時

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