ヤンデレ怪盗に捕まった【黒羽快斗】【怪盗キッド】

涙のサンドイッチ ページ21

『快斗くん……どうして…』

消えてしまった快斗くんが立っていた場所に向かって呟いた

もう会えないんじゃ…

「A姉ちゃん、絶対また会えるよ。……１ヶ月待ったら宝石を盗みに来ると思う。…でも、会いにいくなら絶対誘拐されないって約束して」

『………うん』

「もう会わなくていいですよ」

『え？』

「また誘拐されるかもしれないじゃないですか」

安室さんじゃないみたいな冷たい声

『安室さん…さっきからおかしいですよ？なんか…私をキッドから必要以上に遠ざけてるみたいな…その、キスだって…』

「……Aさん、僕はAさんが…」

ヒュッ

安室さんが飛んできた何かを避ける

「……何をするんだコナン君…」

「A姉ちゃんに手を出したら許さない」

「怖いな〜」


2人が喧嘩しだしたから

『もうここでいいですよ』

お別れすることにした

「ダメです。ちゃんと家まで送りますから」

『そのまま家に上がるとか言いませんよね？』

「Aさん、夕飯はどうするんですか？」

『………え、普通にインスタントで…』

「僕が作りますよ」

「わー僕も食べたい！」

なんか、夕飯作ってもらう流れになってる…


ーーー

「Aさん、味噌ってどこにありますか？」

『えっと…そこの棚に』

「この鍋使ってもいいですか？」

『ご自由にどうぞ』




「出来ました！」

私とコナン君の前にサンドイッチが出される

「わーありがとう！いただきまーす！」

『いただきます…』

口の中に広がるサンドイッチの味



………そう言えば、快斗くんに口移しでサンドイッチを食べさせられたっけ


あれは最悪だったな


………ポロッ


「…Aさん！？」

「A姉ちゃんどうしたの！？」

『うっ…くっ…ひくっ…うぅ………』


涙が止まらない


なんでこんなに快斗くんに会いたいんだろう…

いつからこんなに快斗くんがなくてはならない存在になったんだろう…



快斗くんに会いたい

決意→←誰にも言えない本音

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