20話 ページ22
枯柳「仁、例の件、調べはついたぞ。想像通りという感じだが」
仁「十分だ」
仁はスタスタと境内の方へ歩き出した。
瑠衣「おっおい!どこ行くんだよ!」
「どこ行くの?」
枯柳「決まってる」
仁「解決編だ」
境内。
イスルギ「謎が解けただと,,,,?」
仁「,,,,」
イスルギ「おい!シカトこいてんじゃねぇぞ!」
仁「,,,,謎なんて最初から解けてたよ」
イスルギ「何?」
「わ〜お。凄っ!」
フジサキ「警察の見立ては、ドライブの途中で蘇ったケージさんがムロキさんに襲いかかり、運転を謝ったムロキさんは電柱に衝突し致命傷をおった。そして最後の力を振り絞ってケージさんの喉を掻き裂いた,,,,でしたよね?」
凄い,,,,何で細部まで覚えているんだろ?
記憶力良いんだね。
仁「死者が蘇って生者を襲うなんてあり得ない。逆だ」
フジサキ「逆?」
瑠衣「ムロキが事故を起こした後、事故によって致命傷をおったムロキは最後の力を振り絞って」
「後部座席のケージの死体の喉を切り裂いた,,,,」
メンバー4「は?意味分かんない」
メンバー3「何言ってんだ?」
フジサキ「致命傷をおったムロキさんが助けも呼ばずにすでに亡くたっているケージさんの喉を裂いた?それこそ、そんなことする理由がない」
枯柳「そうか?」
フジサキ「え?」
枯柳「思い出してみろ。ケージの死因は他殺だったはずだ」
フジサキ「あ,,,,」
枯柳「ケージの喉には首を絞められた跡があった。ムロキの目的はその跡を消し去ることだった,,,,と考えてはどうだ?」
メンバー4「えっ,,,,何で?」
メンバー3「
メンバー4「何でわざわざそんなこと,,,,」
枯柳「絞殺の痕跡が残っていたら犯人が誰だか分かってしまうからだ」
メンバー4「犯人!?犯人って,,,,じゃぁケージさんを殺したのはムロキさんじゃないのか!?」
瑠衣「自分が犯人なら痕跡を消し去る必要なんかないからな」
「多分ムロキは犯人に死体の運搬を頼まれて、その途中で事故を起こした。このままだと痕跡から犯人がバレてしまうから、焦ったムロキは持っていたナイフでケージの喉を切り裂いたんだよ」
メンバー3「えっ、それって」
仁「つまり、ムロキは犯人を庇った。そしてムロキがそこまでして庇う奴なんか1人しかいないだろ。そうだよな、イスルギ」
仁はじっとイスルギさんの方を見ていた。
こうなっちゃえば
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タタリ(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます!私立は綺麗。中学より綺麗(当たり前)公立は後ろの机との間隔が狭かったけど、トイレが流すボタンあって驚いた。 (3月15日 8時) (レス) id: 3b67077e0b (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - タタリさん» ご卒業おめでとうございます。入試はどうでしたか? (3月15日 7時) (レス) @page49 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
タタリ(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがとうございます!読んでみます!! (3月14日 22時) (レス) id: 3b67077e0b (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - タタリさん» あ、桜神から改名しました。これからこの名前なのでよろしくです。またコメントしますね。私の方もハンドレットノートの作品書きました。Sea angelの名探偵【ハンドレットノート】という題名です。時間があれば読んでくれると嬉しいです。 (3月14日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - タタリさん» お久しぶりです!最近体調は大丈夫ですか?まだまだ寒い時期が続きそうですね。更新待ってますので頑張って下さい。 (3月14日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
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