赤葦の可愛い幼馴染み【HQ】

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お久しぶりです。いづこ知れぬ誰か様。


4月も後半になりました。


気づけば仮入部期間も半分は過ぎ、


けーく、もとい、先輩と親しいメンバー、


主にレギュラー勢とマネージャーの先輩方とは


意外にも早く馴染めて、一安心です。


「Aちゃん〜」


「はい、白福先輩、どうしました？」


「Aちゃんってどうして赤葦の事“先輩”って呼ぶの？」


「……」


「幼馴染みだよね？」


「雀田先輩まで……」


「なんでなんで？赤葦先輩じゃないのかな？」


「2人きりの時と雰囲気も違うし？付き合ってないんだよね？」


「……」


「Aちゃん？」


「2人の時は、けーくん、Aって呼びあってます…」


ぼぼぼほぼぼっと真っ赤になるAにキュンとくる先輩マネ。


「え、何それ萌える」


「外ではって事〜？」


「はぃ……親しくし過ぎると狙われるんで……」


「あー、赤葦人気あるもんねー」


「先輩、やっぱり人気ですか？」


「よく呼び出されてるよ〜全部断ってるけど」


「そぅ、ですか……」


「Aちゃんもモテそうだけど？」


「私コミュ障なので…本当はこんなに話せないんです……」


「どうゆう事？」


「精神障害ってわかりますか？」


「なんとなく？」


「それに近いものなんですけど私持ってて。
上手く話せるように自分で自分を騙すみたいな…
仮面？みたいなのを被って生活してるんです。
本当はこんなに話せないし、
家族と本当に親しい人以外ロクに話せません」


「そう、なんだ…」


「……私達の事怖い？」


「そんな、先輩方優しいし少し慣れてきて、
今の話しても何も偏見もなくいて下さって」


「Aちゃん可愛い」


「仮面外してたじたじになっても普通に話して下さいますか？」


「もちろん！」


「ついでにAちゃんの恋も応援するぞ〜」


「うぇっここここ恋？！」


「そうと決まればAちゃん！入部届けにサインだ！」


「逃がさないぞ〜」


「ぴゃっ」

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