赤葦の可愛い幼馴染み【HQ】

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お風呂入ってすぐ、やっぱり体調があんまり良くない事に気づいて、慌ててバレないように脱衣場を後にした。


早く部屋に戻って寝よう。


そう思いつつ暖簾をくぐった瞬間、


視界が歪んだ。


「っ！」


壁に手をついて何とか踏みとどまる。


ヤバい、脳貧血、


バレー部に入ってから体力がついたおかげかここ半年ご無沙汰だったのに。なんで。


入部当初は気を使ってか仕事量が少なめだったが


そこから少しずつ増やしてもらった。


一応補足すると今は先輩と同じ量をこなしてる。


ぐわんぐわんする。


目は開いてるのに視界がだんだん暗くなってく。


コレは、ヤバい、


いやさっきからやばいことはわかってはいたけどわかっていましたよ？だけどこんないきなりおきるとはおもわないじゃないですかさいきんひんけつなんてごぶさただったしまえはてばなせなかったひんけつようのくすりもさいきんはのんでなかったのにというかこんないそがしいときにばれたらけーくんにめちゃくちゃなんかいわれるのけっていでしょこれうわああああぁぁぁどうしよどうしよとりあえず


頭に近くの地図を思い浮かべ休められそうな静かな場所を探す。


もう視界は砂嵐状態で何も見えないけど見繕った場所へ壁伝いにいく。


なんとなくここかと腰を下ろすともう1度ぐわんと頭が揺れてパタッと倒れた。


移動するので体力を全て使ったみたいだ。


あぁ迷惑かけちゃう。


幸い私は体調不良でも吐くタイプではない。


落ち着いて動けたら動こう。

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