赤葦の可愛い幼馴染み【HQ】

7月 合宿 in梟谷 ページ27

いづこ知れぬ誰か様。毎年の事ながら、


暑いです。


どうやら太陽は私を殺すおつもりのようでございますようで…


「雛乃！」


「あ、先輩…」


「水分取ってる？顔が赤いよ」


「暑くて…」


「うん、いつもだったらバテて倒れてるとこだね、
体力ついてきたね。無理はしないように」


「あかーし！！」


「ごめん、呼ばれた」


「お気をつけて……」


暑い。


今回の合宿が梟谷でよかった……


「Aちゃん、大丈夫？こっち手伝ってもらっていい？」


「今行きます」


「人手不足だよね〜毎年の事ながら」


「Aちゃん」


「ひゃいっ」


暑さでほわほわしてて声をかけられてビクついてしまった。


「え、可愛い……」


「仁花ちゃんタイプ…萌え」


「はいっ！？」


「やっちゃん」


「シャチ！」


「可愛い！！何？！今年の1年は私達を萌え殺す気なの？！」


「殺すなんてそんな！？」


谷地さんが慌ててる。可愛い。


小柄だもんな……


お前もさっき狼狽えててただろ。←


「谷地さん」


「シャチ！」


「そろそろドリンク配りに行かない…？
音駒はマネいないから私達が配るのがいいかな
って……でも、1人で行くのは心細くて……」


「ご一緒させて下さい！！」


谷地さんいい人…！


「…行ってき、ます」


「……Aちゃん、初対面の人にあんな話せるなんて……」


「2人なんか似てるからじゃないかな？」


「とりあえず可愛い」


「同意」

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