赤葦の可愛い幼馴染み【HQ】

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そして日は経ち、4月も中頃。


そろそろ仮入部が終わりそうな今日この頃。


私は特に何かに秀でてる訳じゃない。


やりたいものなんて、ない。


となると帰宅か……


「A、どうするの？部活」


「あゆちゃん、私がキャッキャウフフと部活が出来ると思っているの？」


「いや、無理だと思うけど」


「写真を撮ると白すぎて浮いて見える、幽霊か！って言われて、体育祭や運動をするとひょろひょろだねって言われて、台風や強風の日には早く帰れAしまえって言われて、血色がいいと逆に熱があるかと心配されて、

万年貧血気味の私がキャッキャウフフ部活できると」


「私吹奏楽部続けるから高校も一緒に帰れないよ？」


「……」


「バレー部入ればいいじゃん。赤葦先輩いるし、
きっと助けてくれるよ。赤葦先輩がバレーしてるから
ってバレー勉強したんでしょ？応援もしに行ってるんでしょ？いいじゃん。マネージャーで」


「……」


「それにそろそろ捕まえないと赤葦先輩誰かのモノになっちゃうよ？」


「ぅ……」


「赤葦先輩絶対中学のときより人気あると思うよ。
元から面倒見よかったし顔悪くないし頭いいし」


「…先輩がカッコイイなんて昔から私が1番よく知ってるよ……」


「なら尚更頑張らなくちゃ。既に赤葦先輩目当ての
マネージャーとかいるかもよ？」


「それは…やだ」


「何にしろ取り敢えず行くだけ行ってみたら？
確かちょうど親さん出張でしょ？」


帰るの1人で大丈夫なの？


「無理です」


「はい、放課後レッツゴー」


「ぅぇ、」


「1人怖いんで一緒に帰ってくださいでいいじゃん。
何も今入部決めなくてもさ。待つ間にお手伝いでもすれば？」

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