ちょっとだけ【東海オンエア】 (ページ19)

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競技場から歩いて数百メートル

他愛のない話をして笑う私たち

てっちゃんが急に私の肩を掴んで向き合わせられた

て｢無理に笑わないで欲しい。悔しいけどとしみつの代わりならいくらでも俺がする。俺にはたくさん甘えて欲しい。あとは、あとは、俺がいつでも笑わせる。それは生涯保証付き。辛くなれば俺を呼んでくれればすぐ行く。パシリにしてくれて構わない。いや、パシリはちょっと、、いや！やっぱり！｣

すごい早口でてっちゃんは話すから私もびっくりはしたけど静かに話を聞いた

て｢やっぱり！花の彼氏にしてほしい。無理にとは言わない。ほら、俺って頼りないし…果てしなく汚いじゃん？｣

｢え、それ自分で言っちゃうの？w｣

｢自覚症状あるならちゃんとお風呂入りん！｣

て｢分かった。花が汚ねぇ男はごめんだ。って思うならめちゃくちゃ綺麗な男になる｣

こんなにストレートに気持ち伝えて貰ってるのに応えられない私に腹が立つ。

て｢すぐじゃなくて良い。としみつよりてっちゃんが好きだわ、私。ってなったら言って欲しい｣

真っ直ぐなその瞳に少し目が眩む

少し。いやかなりドキドキしたけど夏の暑さのせいにしてこのままてっちゃんを好きになれたらなんて考えた。

こんなズルい女にはいつか大きな罰が当たればいい