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7月に私はここ岡崎に生まれた。
梅雨も終わって溶けるほど暑い日だった
と｢おはよ。｣
こいつは私と同じ病院で生まれたとしみつ
今年18回目の誕生日がもうすぐ来る。
と｢今年は何欲しい？なるべく安くな｣
｢何もいらんよ〜強いて言うなら今年も焼肉行きたいなー｣
誕生日が近いから毎年2人でお祝いし合ってる
今年も絶対…
そうなるはずだったのに
学校に着いてお互いクラスが違うから下駄箱で別れた
て｢花おっはよー！！｣
この朝から元気な人は私ととしみつの幼なじみ“てつや”
｢てっちゃんおはよー。朝から元気だね｣
て｢そりゃ花の顔みたら元気になるやん！｣
てっちゃんはいつもこんな感じ。
同じクラスだし席は前後だから毎回こんなこと言われてればときめきもクソもあったもんじゃない。
もはや聞き慣れた(笑)
｢てっちゃん香水変えた？｣
て｢よーく分かったな！花俺のことめっちゃ好きじゃーん｣
すぐ調子に乗っちゃうのもてっちゃんらしい。
教室に入れば周りからはカップルおはよーなんて言われる。
最初は否定してたけどだんだん面倒くさくて否定もしなくなった。
席に着いていつも通りくだらない話をした
ゆ｢花、てつやおはよー｣
この人は高校に入って唯一3年間同じクラスのゆめまる
｢ゆめまる珍しいね。いつも遅刻ギリギリなのに｣
私が携帯からゆめまるに視線を移すとゆめまるは何かを思い出したのか私たちの所に駆け寄ってきた
ゆ｢そうそう、何かさ昨日としみつの家行ったんだけど！！｣
いつになくウキウキしてるゆめまる。
ゆ｢珍しくとしみつが恋バナしようって言ってきてさ｣
としみつが恋バナ？？
ゆ｢としみつかなり前から好きな人いるらしくて協力して欲しいって土下座してきたんだよ〜！｣
て｢え！？！まじで！？としみつが？！｣
としみつに好きな人…
私聞いたことないけど。なんて教えてくれなかったことに少しモヤモヤした
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作者名：叶芽 | 作成日時：2019年6月15日 16時
