わたし難あり【 TH 】 (ページ13)

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episode 13 ページ13

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閉じ込められてからもう1時間は経つ。

少しだけ肌寒くてこんな漫画みたいなことがほんとにあるんだ、と閉じ込められながらもそんなことを考える余裕はまだあった

「さっき窓から出ようと思ったけどあの高さじゃなあ、、」

もう何度も叫んではいるけどB棟の体育倉庫じゃもちろん人はあまり来るわけもなく

「あー携帯だけは持ち歩くべきだった…」

それから30分程が経って

「誰か気付いて～！！」

すると外から聞こえたのはキムテヒョンの声だった

TH『お前授業サボって何してんの？体育倉庫で』

キムテヒョンに助けてもらうのは何かと面倒だから私は違う話をした。

だけどそれでも助けてくれる素振りを見せるキムテヒョンってほんと良く分からない人間かと思えば「一生そこにいろ。」とか毒吐いたり……

はあ、気が狂うわ…まじで、、

私はキムテヒョンの受け止めてやるって言葉を信じて窓から飛び降りた

キムテヒョンの胸に飛び込んだのを軽々と受け止めるもんだから少しだけ見直す

お礼を言えばキムテヒョンは “ こいつお礼とか言えるんだ ”みたいな顔をした

TH『助けてやったからって俺の事好きになんないでよね。』

耳を疑うような発言に思わず固まった

TH『女はみんな一緒だから、面倒臭い。』

この男やっぱり無理だった、見直した私がバカだった

「とんだ勘違い野郎。」

「あんたを好きになる人って相当物好きなのね。」

結んでた髪を解いてキムテヒョンの数メートル先を歩く私の後ろを不機嫌そうについてくるだけのキムテヒョン。

私たち絶対これから先も仲良くならないね