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Nside
お人好しすぎるよ。大野さん。
そんな大野さんに、
N｢まあまあ、大野さん。殴られたのもだけど、貧血とか疲労の症状も出てるんだから、ゆっくり休んで。ね？｣
痛いとこついてやった。だって、やっぱ心配だからね。
あっ、相葉さんに助け求めてる。
A｢…え、えっとじゃあずっと居てもあれだし。
…また明日来ようかな？ね、翔ちゃん。｣
S｢そ、そうだね。｣
残念、大野さん。相葉さん、勘鋭くないからね。
M｢じゃあ、俺も帰らせてもらうね。｣
N｢うん、じゃあね？俺泊まってくから。｣
SAM｢じゃあねー｣
俺以外の3人は相葉さんの勘違いにより帰って行った。
大野さんと二人きり。
ギュッと手を繋ぎ、俺はいつもみたく寂しさからかボーッとしてしまう。
Ｏ｢かーず？どした？｣
この人の勘は鋭い。
N｢怖かった。いきなり、病院に運ばれたって言うから。｣
Ｏ｢ん、ごめん。｣
N｢こ、これからはちゃんと悩みとか全部話してくださいよ？俺には。｣
Ｏ｢うん。そうするよ。もう今回ので懲りたから。｣
N｢あの人にさ、どのくらい殴られてたの？いつから？｣
Ｏ｢んー、ほぼ毎回かな？イライラし出すと手が出てくる人でね。｣
N｢そうだったんだ。アザできてるの？｣
Ｏ｢うん、確かここら辺に…ほらっ、これ。｣
N｢うわっ、痛そう。｣
大野さん。大野さんは、目の前のことにちゃんと向き合ってるよ。
ただ、一人で抱え込むくせがあるんだよね。
それ、俺に分けてくれない？その痛み、俺も一緒に味あわせてよ。
Ｏ｢和のこと、頼ってもいい？｣
N｢うふふ、もちろん。｣
その後、大野さんが出した作品集は、直ぐに話題となり飛ぶように売れました。
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作者名：大宮ゆり | 作成日時：2019年3月28日 22時
