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Ｏside
夢の中。なのかな？ここは。
えっと、殴られて…意識飛ばしたのか。
？｢…ごめんなさい。…だからさ？だから、目覚ましてよ！｣
ん？この声知ってる。
甘くて、優しくて、温かくて。俺の好きな…和の声。
なんで和が謝っているんだろう。
俺が心配かけたのに。
その声にどうにか応えたくて。必死になって手をピクッとさせた。
だんだん意識が戻っていくのがわかる。
S｢智くん？翔だよ！｣
…翔くん。
A｢リーダー、起きてー？｣
…相葉ちゃん。
M｢…リーダー、頼む。目覚まして。｣
…松潤。さっきは、ごめんね？言い過ぎちゃったよね。
俺は不思議と、朝起きるような感覚で目覚めた。
Ｏ｢おはよ、みんな。｣
Sside
やっと起きた。よかった。
N｢大野さん！大丈夫？痛いよね？
ごめんね、俺も行けばよかった…。｣
顔が、涙でグチャグチャなにのが、智くんの頭を撫で、さらに涙を流す。
Ｏ｢和？そんな、泣かないでよ。
多分、痛み止めで痛みは止めてくれてるから。
…ごめん。心配したよね？
……いって！なにこれ。｣
S｢智くん。骨折してるんだ。だから、あんまり動かない方がいいよ？
…よかった、ほんとに。…俺もごめん。｣
Ｏ｢俺、骨折しているんだ…ってなんで翔くんが謝ってるの。｣
S｢だって…｣
Ｏ｢もう、全部俺が悪い。
仕事の悩みも、仕事下りることも何も言わなかった俺が。
…ね？だから、松潤。あんまりへこまないで？言い過ぎちゃったね。
ごめん。ちゃんとみんなの声聞こえたんだよ？｣
M｢うっ、リーダー…
でも、ごめん。俺も理由も聞かずに言い過ぎた。反省してる。｣
智くん、やっぱお兄ちゃんだよ。
年下の俺たちにとって、あなたは尊敬する先輩ですよ？
そんな、先輩に謝られたりなんかしたら…
Ｏ｢あっ、そういえば。…あの人は？あの、個展の｣
N｢捕まったよ。2年だって。暴行の容疑。｣
Ｏ｢はぁー、そっか。可哀想なことしちゃったな。｣
S｢何言ってるの。智くん、悪いことされ続けたんでしょ？｣
Ｏ｢うん、まぁね。でも、その原因、多分俺。
あの人、元は絵描きさんだったらしくてさ。
嵐っていうだけで個展開けていいよな？的な感じに思ってたらしくて。
確かに、そうだよね。って思ったよ。ずるいよね。
名前知られてながら絵を見せるのと、無名で絵見せるのとじゃ全然違うからね…｣
M｢個展開けんのは、あんたの才能があるからでしょ。まぁ、どっちにしろ、あいつが悪い。｣
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作者名：大宮ゆり | 作成日時：2019年3月28日 22時
