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Ｏside
N｢おーのさん？そろそろ起きよっか。どう？具合は。｣
Ｏ｢ん？だいぶいいよ。｣
俺の笑顔と対象的に、和の顔が暗くなっていく。
N｢…あのさ、…個展のことなんだけど、、｣
Ｏ｢うん、個展がどした？｣
N｢個展のせいでさ、…その、生活が…｣
Ｏ｢…崩れてる？｣
N｢うん。…疲れてる大野さん見るの…辛い。｣
Ｏ｢そっか、………あのな？｣
うるうるのお目目がこっちを向いて、今にも泣き出してしまいそうだ。
人のことで泣けるなんて、ほんとに人思いでいい子だな。
Ｏ｢あのな？和。俺、
個展の話、下りようと思ってるんだ。｣
Nside
えっ？何言ってるの。個展の話、下りる？
思わず顔が上がり、大野さんと目が合う。
Ｏ｢本当はさ、こんなことで下りたりしたらかっこ悪いし恥ずかしいことなんだけど…。
やっぱ、自分の作品は気持ちよく見せたいし、まだ世の中には個展の話、出回ってないから。｣
N｢えっ、いいの？それで。｣
Ｏ｢うん。…その代わりって言ったら何だけど、作品集みたいのを出そうと思ってる。｣
もう意思は固まっているみたいだな。
N｢俺は、…大野さんがいいんなら、それでいいと思う。｣
驚きすぎて返す言葉が見つからないよ。
これで良かったのか？
ガラッ
A｢リーダー大丈夫？｣
Ｏ｢おう、相葉ちゃん。うん。みんなもう終わったの？｣
M｢そう。リーダー達も覚えなきゃね。｣
S｢終盤、激ムズだから気をつけて？｣
A｢ねっ！ねっ！それ！ほんとムズいよ？｣
もー、いい感じに二人で喋ってたのに。
N｢ほら、相葉さん。そんなうるさくしたら、大野さんまた具合悪くなっちゃいますよ？｣
A｢あっ、ごめん！リーダー。｣
Ｏ｢ふふっ、冗談だよ。和の冗談。｣
A｢えっ、なんだー。｣
N｢そうですよ。あんまりうるさいからね？言っただけです。｣
S｢それはそうとさー、にのが言ってた｢いいと思う｣ってなんの話？｣
N｢えっ、ああ。…あの｣
聞こえてたの？
Ｏ｢俺ね？個展、下りようと思ってる。｣
SAM｢えっ？｣
M｢リーダー、それマジで言ってるの？｣
Ｏ｢うん、マジ。もう意思はちゃんと固まってるよ？｣
相葉さんは、驚きすぎて、穴という穴が全部広がっている。
翔さんは、マジかっていう顔してて
Ｊは少し怒り気味。
N｢作品集を出すそうです。その代わりに。｣
Ｏ｢そう。だから、今日お断りを入れてくる。｣
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作者名：大宮ゆり | 作成日時：2019年3月28日 22時
