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Ｏside
数日前から、咳が出るなとは思ってたけど、まさかこんな悪化するとはね…。
今日は特に酷い。
咳のせいで夜は寝れないし、実際座っていた方が楽っていうのもある。
だけど、ベットに座って、スマホいじったり釣り雑誌読んでる俺に、やっぱり睡魔は襲ってくるわけで…
そうこうしているうちに、日は登って…
結局一睡もしないまま一夜を明かした。
和は、俺が咳していることを知っていたみたい。
そりゃあ聞こえちゃってたよね。
悪かったなー。
和がもう一眠りしている間、俺はその睡眠を阻止しないために、リビングに居場所を変えた。
30分経過。
辛い。
止まらない。
今日仕事だぜ？どうにかしてくれよ…
効くかわからないけど、気休めにと思って咳止めを探すことにした。
Ｏ(あれー？どこやったっけなー。リビングの棚にあったはずなんだけどな。)
寝室を見てもなくて、ウロウロ困っていたところに…
N｢さっきから何やってんすか？探し物？｣
まさかの和、登場。
Ｏ｢そう。…薬探してるんだけどさ、なくて。｣
N｢ん？そこの棚に入ってなかった？きらしちゃったのかも。｣
Ｏ｢そっかー。…よし！俺買ってくるわ。｣
このまま心配かけないように、ここから逃げ出す手段を選んだ。
N｢え？ちょっ、待って？大野さん。｣
ドアに向かってた俺の、手首が引っ張られる。
そのままスッと少し冷たい手が伸びてきた。
N｢…大野さん、これ熱あるよ。咳もそのせいだと思うよ？｣
えっ、、俺、熱あんの？
N｢もしかして、気付いてなかった？ふふ、鈍感だなー、もう。病院いこ？仕事前に。今日レコーディングだし、行っといた方がいいよ、ね？｣
Ｏ｢うーん、…わかった。そうする。｣
結構、咳辛いし。
ここは和の言うことを聞いとこう。
早速着替えて、直ぐに家を出た。
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作者名：大宮ゆり | 作成日時：2019年3月28日 22時
