〇智と和の日常1 ページ1
智side
pipipi
Ｏ｢んー、もう朝かー。｣
時計を見ればもう8時で、今日は自分がご飯担当だったことを思い出す。
寝室からリビングへ行くと、もう既にその部屋は明るく、寝室の暗さとは対照的で少し目を細める。
ここからはいつもの手順で、お湯を沸かしてコーヒーを煎れる。
俺と和は、朝は食べないからこれで終了。
ご飯担当という名の、コーヒー煎れ担当だ。
そして、もうひとつの仕事をする。相手を起こしに行くことだ。
ガチャ
Ｏ｢和ー？....朝だよー？｣
比較的寝起きのいい和が、今日は一発で起きない。きっと昨夜遅くまでゲームをしてたのだろう。
それにしても、この寝顔.....いつ見ても、、可愛い。
顔は整ってるし、かっこいいとも言えるんだけど、このなんとも儚い感じが幼く見えるというか…とにかく可愛い。
一緒に住んでいる特権とも言える。
二度目の挑戦。
次は頭を軽くポンポンと叩いてみる。
そのまま、そのサラサラな髪に指を通して撫でる。だいたいこれでいつもは起きるんだけど…まだブランケットに抱きつきながらすやすやと眠っている。
三度目の挑戦。
ここまで来ると、起こしたくなくなってくるんだけど、仕事もあるからねー。
頭を撫でながら、次は肩を揺する。
Ｏ｢和ー、起きてー。｣
N｢んっ、んー。もう朝なのー？｣
Ｏ｢そう、もう朝。何時までやってたの？｣
N｢んふふ、昨日はね、いやもう今日か。五時くらいかな。｣
Ｏ｢そりゃー、眠いね。｣
N｢うん。寝みぃーフヮァー。｣
俺達はリビングへ向かう。
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作者名：大宮ゆり | 作成日時：2019年3月28日 22時
