私という人間 (ページ6)

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ギョンスに多少の罪悪感を感じながら、
寝ぼけ眼の目をこすって電車に乗る。

ここで寝たら、絶対起きれないな。
まぁいいや、終点だし。

起きてというか車掌さんに起こしてもらって、
電車を降りてコンビニよってアイス買って帰路に着いたらもうギョンスへの罪悪感なんてとっくに忘れていた。

マンションについてエレベーターで私の方まで行こうと目線を向けるとどう考えても私の家の前で黒ずくめの男がたっている。

いやいやいやいや。

これはいくら私でも怖い。

とりあえず1回まで降りるとギョンスに電話をかける。

「もしもし！！！」

「なに？というか今どこ？」

「そんなことよりギョンス早く私の家来て！」

「は？なんで？」

「今私の家のまえに変な人いて！明らかに変質者って感じの！！黒ずくめの男が！」

「それ僕だけど？」

「は？」

「だからそれ、僕。僕今Aの家の前にいるから」

電話を切っておそるおそる私の部屋の前まで行くと明らかに怒ってるって顔をしてる変質者あらためギョンスがいた。

「どうも、変質者ですけど。さっきはよくも電話切ってくれたな。まぁ説教は家の中入ってからにするよ」

ギョンスはそういうと私のバックになんのためらいもなく手を突っ込んでなんでこんなぐちゃぐちゃなの？と小言をいいながら鍵を引き当てた。

「あれギョンス鍵持ってなかったの？」

おかしいと思うかもしれないがギョンスは我が家の鍵を所持している。
だから、帰って来たらギョンスがプンプン怒りながらお片づけしてるみたいなことがまれにある。

「うん、今日ほんとは来る予定なかったから」

「あー、よかったよ。来てくれて！私もうほんっとに眠いから洗濯物入れといてー！」

「だから！とりあえず説教だって！！」