4.お化け屋敷 ページ4
今僕達は西洋式のお化け屋敷の入り口にいた
当然豆腐メンタルな僕は緊張しているわけで…
…手足の震えがヤバいのです
凛 「…ん?大丈夫か百合
…手ェ繋ぐか?」
百合 「…うん」
そういえば小学校の修学旅行で肝試ししたときも手,繋いだよなぁ…なんて思い出しながらぎゅっと凛の大きな手を握る
係員 「次の方どうぞ〜!」
凛 「…小学校ん時みたいに手,いきなり離すなよ?」
百合 「…頑張る」
そう言い合って僕達は中に入った
百合 「…思ったより内装綺麗だね」
凛 「…もっと血飛沫とか壁に飛ばしたら雰囲気出んのにな」
そう誉めてるのか誉めてないのかわからない言葉を発しながら僕達は前進していく
凛 「…ん?窪みがあるな…」
百合 「…押せって書いてある」
…
……
百合 「…押してよ」
凛 「え,百合が押すのかと思ってたわ」
「なわけないだろ」と溜め息混じりに言うと,凛は躊躇いなく押す
…シーン
凛 「…なんもおこんねぇな」
百合 「…だね」
そう言ってそのスイッチらしきものから目をそらしたときだった
いきなり背後からスーッ…と肩を何かに触られた
百合 「ひゃあぁぁっ!!?」
バッと後ろを見てみると,腹を抱えてゲラゲラ笑う凛が…
凛 「ひぃっ…wwwww腹いてぇ…ッwwwwwww」
さっき触れたのは凛なのだと気づくと,僕の顔はみるみるうちに熱くなっていく
逃げ出そうとすると,凛から首根っこを掴まれてそれが出来なかった
凛 「フッ…やっぱり恥ずかしくなったら逃げ出そうとするのは相変わらずだな,百合」
百合 「う…うるさい…////」
そう言って下を向くと頭をまた撫でられる
凛 「…じゃ,さっさと行こうか
ずっと此処に立ち止まってたら後が迷惑になるかもしんねぇからな」
僕はそう言われてぶすくれながらもお化け屋敷を進んだ
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侑(プロフ) - 忙しいんですかね…更新楽しみにしてますよ!あ、無理はしないでくださいね (2017年4月26日 13時) (レス) id: aaed000af5 (このIDを非表示/違反報告)
セバスチャン(プロフ) - 碧さん» 了解です!! (2017年2月26日 13時) (レス) id: a3cddf8454 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - セバスチャンさん» 更新してなくてすいません!!以後頑張ってできる限り更新します!! (2017年2月26日 13時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
セバスチャン(プロフ) - 更新お願いシャッス (2017年2月26日 13時) (レス) id: a3cddf8454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧 | 作成日時:2016年12月24日 8時