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金曜日は家に帰って、家族でMステに出るキラキラしたのんちゃんを観てすぐに寝た。






土曜日は、大学や専門学校に進学希望の生徒の模試があるのだ。





特に就きたい職業も目標もないわたしはなんとなーくで進学クラスに入った。




テストとか成績とかそういうのは別に大丈夫なんだけど、




休日に行われる模試とか、夏休みと冬休みに行われる課外授業とか、週3の放課後補習とかは正直めんどくさくて、進学クラスに入ったのをちょっと後悔。














なっっっがい模試が終わって家に帰るといい匂い。





「おかえり、A」


「ただいまぁ〜疲れた!」





リビングのソファに倒れ込むと、テレビを見ていたお父さんに「だらしないなあ」と頭をわしゃわしゃされた。





「そうだ、A」


「ん?」





お母さんがタッパーを持ってわたしに「お願いがあるんやけど」と言ってきた。





「疲れてるところ悪いんやけど、これ、小瀧さんのところに届けてくれへん?」



「あ……おん、ええよ」



「この前おばあちゃんに習った煮物が上手くできたんよ。小瀧さん、Aに会いたがってたから、ご挨拶してきてな」



「わかった」





美味しそうな煮物が入ったタッパーを受け取って、玄関で靴を履く。





のんちゃんに会わんようになってから、おじさんとおばさんとも会う機会減ったなあ。



まぁそりゃ時々は会うけどね!登下校の時とか。




毎日会ってた頃とは違うからなぁ。





そんなことを思いながら、のんちゃんの家の前へ。





インターフォンを押すと『はーい』という声が聞こえてきて、





「おじさんおばさーん!Aです!」





と元気よく返す。







すると、1番最初に聞こえてきたのは「えっ!?女の子!?」という声。





……男の人だ。しかも、何だか聞いたことのある声。思い出せないけど。




ていうか、いろんな人の声が聞こえる。




何だかざわざわしてるな。お客さんでも来てるんやろか。





これ渡したらすぐ帰んなきゃな。






ドアの奥でバタバタと走る音が聞こえてくる。




ガチャ、と鍵が開く音が聞こえて、ドアが勢いよく開いた。




久しぶりに会うからちょっと照れくさくなって、手元のタッパーを見て喋る。




「おじさんおばさん、これ、」









『……A?』







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めぐ - ありがとうございます! (2018年8月14日 19時) (レス) id: a7fb3732e1 (このIDを非表示/違反報告)
もとこ(プロフ) - めぐさん» 了解しました!(*^^*ゞここでもお知らせさせて頂きますね! (2018年8月14日 8時) (レス) id: 6be394d6cc (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 続編出したときは、「セカンド・キス」の方にもお知らせしていただけたら助かります! (2018年8月10日 20時) (レス) id: a7fb3732e1 (このIDを非表示/違反報告)
もとこ(プロフ) - めぐさん» 本当ですか!きゅんきゅんして頂けて嬉しいです!(^^)続編も書きたいなぁとは思っているので、続編出るまでお待ち頂けると嬉しいです!嬉しいコメント、本当にありがとうございました! (2018年8月9日 9時) (レス) id: 6be394d6cc (このIDを非表示/違反報告)
もとこ(プロフ) - らなさん» 最後まで読んで下さり、ありがとうございました!そう言って頂けて光栄です!新作もできましたのでぜひ読んで頂けると嬉しいです!素敵なコメント、本当にありがとうございました! (2018年8月9日 9時) (レス) id: 6be394d6cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もとこ | 作成日時:2018年7月1日 0時

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