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ゆっくりと目を開ける。
…ここ、どこだろう。

?「お、起きた起きた。」

「…島原…?」

島原「…へぇ俺の名前覚えてたんだ。」

「そりゃ同期だからね。」

島原「しょーもな。」

「何でこんな事…」

手にはガムテープが巻かれていて、自由に動かせない。

島原「お前の悪事を制裁しようと思って。」

「…悪事?」

島原「そう。世間に裁いてもらおうぜ?」

「何言ってんの…」

島原「お前が一番分かってんだろ。」

島原がそう言い捨てて部屋を出て行った。
…逃げられるかもしれない。
幸い足は自由に動くので、窓の方に駆け寄る。
…2階か3階だろうか。
飛び降りてすぐに助けを呼べば逃げられるかもしれない。

どうにか体全体を使って窓を開けることができ、
意を決して飛び降りようとしたその時。

?「…へぇ、逃げるんだ。」

「…笹口…。」

笹口「まあ、別に逃げたって良いけど。」

バサッと床にばら撒かれた無数の書類。

「…何これ。」

笹口「自分の目で確かめれば?」

ゆっくり書類に近付いて見てみると

「嘘…」

メンバーの個人情報…住所とか、電話番号とか他にも色々。プライベートの写真とかも信じられないくらいある。

島原「事務所辞めてからずっと調べてきたからさ、こんなに集まったんだよ。」

笹口「お前が逃げたら、これを全部世間に出す。」

「そんな事したら…」

笹口「困るだろうな。
だから逃げんなよ、メンバー想いなんだろ?」

「…何するの。」

島原「お、さすが物分かりが良いなぁ。お気に入りは違うね。」

そう言うと何やらカメラをセットして、
その隣にパソコンを置く島原。

笹口「ほら、撮影はお得意だろ?
…お前の嘘を生配信でバラすんだよ。」

そうして配信の開始ボタンが押された。

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作者名:朱希 | 作成日時:2020年5月23日 22時

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