47cm差です5【江口拓也】

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まったく…無いなら諦めるかある物で補えばいいのに。子供か？？？
というかあの野郎私に脱いだ服投げ付けやがった


さっき投げられたえぐのTシャツを見てそれをこれでもかってくらい握りしめた
帰ってきたらひねり技の刑。


その時ふわっとえぐの匂いが鼻を掠めた









貴方「えぐの匂い…」








えぐってお洒落に敏感だからいつもいい香りするんだよね。なんの香水使ってんだろ
あとちょっと汗ばんだ匂いがするのがまたいい。
待って私変態！？！？いやいや口に出して言ってる訳じゃないからセーフ！？

それにしてもサイズ大きすぎない？私が着たらワンピースだよ









貴方「…」









着てみたい。
待って流石にそれは変態！？！？いやいや誰にも見られてないならセーフだよね！？
ちょっとお試しに着てみるだけ。ちょっと借りるだけ。うんうん、大丈夫大丈夫。


自分の中で精一杯言い訳をして誰も見ているはずは無いけど辺りをキョロキョロ見渡して確認してからえぐのTシャツを着てみた









貴方「やっぱいい匂い…ふふっ」









えぐの香りに包まれてまるで抱きしめられているようで嬉しくなり襟元を軽く引っ張って鼻に近づけた

ん〜！やっぱえぐの匂い好きだ。好きな人の匂いってどうしてこんなにも特別に感じるんだろう
はぁ…幸せ。


その時玄関からガチャッとドアが開く音が聞こえた









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