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西山「Aちゃん!」
貴方「え?わあっ」
収録を終えて次の現場へ向かう準備をしていると宏太朗に名前を呼ばれ顔を上げるとペットボトルを投げられた
慌ててそれをキャッチするとミルクティーだった
貴方「ありがとう!でも急になに〜?笑」
西山「先輩孝行」
貴方「なにそれ笑」
宏太朗は私の隣の席に座ると温かいお茶を飲み始めた
それを見て私も席に座って宏太朗から貰ったミルクティーを口にした
西山「パイセンと何かあった?」
貴方「…まあね」
西山「喧嘩〜?笑」
貴方「そんなとこ笑」
そんなに分かりやすかったかな?
まあ元気がないとそうなのかなって察するか…笑
貴方「私が悪いんだけどね。素直になれないから…」
西山「それが原因?」
貴方「うん。なんでだろうね…えぐだとどうしても素直になれないの」
元からこういう性格だから元彼相手にも素直になれない事が何度かあったけどえぐには特にそうだ
えぐを前にするもどうしてもダメなんだ
西山「別にいいじゃん、Aちゃんはそのままで」
貴方「…」
西山「パイセンはそういう素直になれなくて空回りしてるAちゃんもまとめて好きだと思うよ?」
貴方「宏太朗…」
西山「僕も可愛いと思うよ?素直になりたいのになれなくて頑張ってるAちゃん笑」
貴方「バカにしてるでしょ〜???」
西山「そんな事ないよ〜?笑」
まったくもう〜笑
でもなんかちょっとスッキリしたな
聞いてもらって良かったかも
次の収録えぐと一緒だし謝ろう…かな。
どう考えても私が悪いし
西山「付き合う前みたいに普通にしてればいいのに」
貴方「それが出来たら苦労しないよ…」
西山「確かに笑」
貴方「あーあ…付き合う前の方がよかったな〜…なんて…」
なんて冗談を呟いているとドアが開いて俯いているえぐが立っていた
貴方「え、えぐ…!」
江口「悪いな、立ち聞きして。次の現場一緒に行こうと思って迎えに来たんだ」
貴方「あ…えっと…」
江口「…付き合う前に戻りたいならいいんだぞ別に」
貴方「…!」
悲しく、少し怒ったような表情でそう言うえぐに何も答える事が出来ず何も言わずにその場から去っていくえぐを私はただ立ち尽くす事しか出来なかった
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はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます!やっと素直さが出てきましたね笑 今後も頑張ります! (2021年7月25日 1時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 更新お疲れ様です!少し素直な感じでしたかね?夢主ちゃん。可愛かったです!続きも楽しみです(^^) (2021年7月25日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - チビチビさん» チビチビ様、コメントありがとうございます本当ですね(汗)教えて頂きありがとうございます! (2021年7月23日 23時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
チビチビ - 失礼します。 ページが急に245になってます。あといつも楽しく読ませてもらっています。 (2021年7月23日 15時) (レス) id: a1b8301d92 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - ことみさん» ことみ様、コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです(><)これからも頑張ります! (2021年7月22日 22時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2021年6月12日 21時