47cm差です5【江口拓也】

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えぐと一緒に楽屋に入ると先に来ていた宏太朗達に冷やかしの目を向けられた









西山「2人で仲良くご出勤ですか〜？笑」

江口「いやAはどちらかと言うと登校」

貴方「誰が学生だ」









ケラケラと笑っているえぐの靴をわざと踏みつけて席に座って台本を取り出した

ムカつく。私をからかう時異様に生き生きとしてるのがまた腹立つ
次は股間でも蹴りつけてやろうかな









斉藤「おはよう、隣平気？」

貴方「おはよ、いいよ！」









壮馬は私の隣に腰を降ろすと台本のチェックを始めた









斉藤「どう？拓也さんとは上手くいってる？」

貴方「まあ…」

斉藤「その様子じゃまた空回りしてるな〜？笑」

貴方「ハハハ…」








大正解です。
えぐが「好きか確かめたいからキスさせて」なんてバカみたいな事言ってきた日、つまり交際日なんだけどそれから体は重ねてないしキスだって反射的に避けてしまう

えぐは頭の中空っぽだから何も考えずに抱きしめたりキスしてきたりするんだろうけど…私は毎回毎回心臓がもたない









貴方「付き合うってなんか難しいね…」

斉藤「あははっ笑 まあでもお互い8年も近くにいたんだから理解し合えてるんじゃない？」

貴方「まあね〜」

斉藤「いいんじゃない？焦らずゆっくり2人らしい付き合い方を模索すれば」

貴方「うん、ありがとうね」








私たちらしい付き合い方か〜
私達らしいってなんだろう？

昨日の行動からしてえぐは私とそういう事したいと思ってくれてはいるみたいだけど…いや、私もしたくない訳じゃないの。
ただいざそういう雰囲気になると変に緊張するというかその場の空気に耐えられなくなる

こんなんじゃダメだよね…




そんな事を頭の中でグルグルと考えているとえぐとバチッと目が合い、子供みたいな笑顔を向けてくれた
そんな顔にキュンとして恥ずかしさが込み上げて可愛げも無くプイッと顔を逸らしてしまった








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