7-TEEN (ページ9)

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「...私、バスケ部入ります」

「え！ほんとに！？」

オンニは私のその言葉を聞いて、立ち上がって喜んでくれた。

...ただ、心の底から、この人たちを支えたいと思ったのだ。

練習が始まった途端、全員の顔つきが変わる。

...あ、この前来た時に一番最初に話しかけてくれた先輩だ。ガタイがいいなぁとは思っていたけど、やっぱりセンターなんだ。

ジス？さん、だっけ。あの人もいる。シュートフォームがすごく綺麗で、スリーポイントばっかり練習している。

ちなみに今日初めて会ったあの綺麗な顔の先輩はボールハンドリングが凄かった。ドリブルが上手で、レイアップも綺麗。

さっきまであんなにふざけていたクォン君も、別人のようにボールを追っていた。

...あ、クォン君と同じ中学の友達さんもいる。

2回目だからか前回は見えなかったようなことも沢山見えてきて、ただただ食い入るように練習を眺めていた。

暫くそうやっていると、ウォーミングアップが終わりシュート練習も終わり、対人練習が始まる。

「...わぁ、」

とにかく凄い。

間近で練習風景を見るのも圧巻で、ただひたすらかっこいい、とそう思った。

真剣な表情でボールを追いかけている選手達を見ていたら、身体中がかぁっと熱くなっていった。

いいな、こういうの。

上手く言葉に出来ないけど...でも、この人たちを支えてみたい。

そう、強く思った。