7-TEEN (ページ7)

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とは言っても悩んでるのも事実だから、次の日の仮入部は男子バスケットボール部の元へ。

朝の時点でクォン君に今日行くねと伝えると嬉しそうに飛び跳ねてくれた。やることがいちいち元気。

ちなみに今日はスアがダンス部、ジウが吹奏楽部、ナユンが陸上部のマネージャーを見学しに行くらしい。

1人でゆっくりと体育館を目指していると...あ。

真っ赤なTシャツを着ているからか、クォン君はよく目立つ。勿論彼の元からの存在感も相まってだとは思うけど、あまりにも目立っていて笑ってしまった。

いざ体育館に着くと、どっと緊張感が押し寄せてくる。

2回目だけどやっぱり緊張するのは変わらないらしい。前来た時にいた先輩の姿を探してみたけど、まだ来ていないようだった。

その代わりに入口に立っていたのがものすごく綺麗な顔をした先輩で、話しかける声が思わず小さくなってしまう。

「...あ、あの、見学に、」

「おー、1年か。もしかしてスニョンと同じクラスの子？」

「あ、はい！」

クォン君、本当に先輩に伝えておいてくれたんだ。

おかげですんなりと事が進み、綺麗な顔の先輩が私を中まで連れていってくれた。

「ちょっとマネヌナ呼んでくるから」

前回同様、この人も2年生らしい。

しばらくすると3年生のマネージャーさんが私の元に来てくれた。

「見学！？わー！ありがとう！！」

ユナオンニというらしいマネージャーさんは、可愛らしくて優しそうな人だった。

「Aちゃんか！よろしくね！」

「はい！よろしくお願いします！」