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「A...A、」
3人から逃げるような形で練習室に戻ってきてしまった。
ハッとした時にはもう中に入っていて、シュアオッパに声をかけられてようやく意識がちゃんと戻ってくる。
「...何があったか僕は知らないけどさ。ジミナ達、すごく悲しそうにしてたよ」
シュアオッパの言葉に、私は何も返すことが出来なかった。
「...嫌われちゃいましたよね」
勢いに任せてあんなことを言ってしまった。
皆さんがそんな人じゃないってことは、自分でもちゃんと分かってるはずなのに。
「騙して、拒絶して...私、何してるんだろ、」
裏切るのも大概にしろって感じだ。
ジミンさんテヒョンオッパ、更には私を助けようとしてくれていたジンオッパまで拒絶してしまった。
「...シュアオッパは、醜い人は嫌いですか？」
「ねえ、お願いだから醜いなんて言わないで。自分のこと、もっと大切にしてあげて」
「でも私...」
「整形したから何だよ。顔が変わったところでAはAだろ。それに、俺は別に整形前のお前の顔タイプだったけど？」
ハニオッパの言葉に驚いてそちらに顔を向けると、なんだよ、と眉間にシワを寄せた顔で睨まれてしまった。
その様子にシュアオッパが小さく笑って、ハニは嘘なんてつかないよ、と言った。
「ジミナ達は人を顔で判断するような人達じゃないよ。自分でもよく分かってるでしょ？」
「テヒョンアだってただ咄嗟に言葉が出てこなかっただけだろ」
「そうそう。ジンヒョンなんてAのことすごく気にかけてくれてたじゃん」
ああ、考えば考えるほど憂鬱になっていく。
少し前の自分を恥じる気持ちでいっぱいで、情けなくて俯いてしまった。
...馬鹿だ、私。本当に馬鹿。
「誰がAを大切に思ってくれてるのか。今はまだ混乱してると思うし、いっぱい傷付いて人を信じられなくなってると思う」
シュアオッパが私を責めることはなかった。
優しい口調で、小さな子を宥めるようにそう言う。
「...僕達を信じられなくてもいい。それでも、絶対にあの人達のことは信じるべきだよ」
『...Big Hit、来ない？』
『僕達が守るから。』
...あぁ、私って本当に、救いようもない大馬鹿者だ。
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てこゆの(プロフ) - izu^^さん» 一日で！笑一気読みありがとうございます、、笑笑こちらこそ読んでいただけて嬉しいです！^^ (2020年12月2日 19時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
izu^^(プロフ) - 偶然この作品に出会ったのですが、楽しくて1日で6まで読んでしまいました！！素敵な作品ありがとうございます！！ (2020年12月1日 17時) (レス) id: 6a22bceaf6 (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - b_sr_mさん» えぇ！い、1番ですか...！？笑光栄ですありがとうございます(TT)(TT)励みになります〜！更新頑張ります！！！！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
b_sr_m(プロフ) - 占ツクで1番好きと言っても過言ではないくらい好きでいつも読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 642656ffac (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます〜！！えぇ！とっても嬉しいです、、、！更新頑張ります！！ありがとうございます〜！ (2020年11月23日 9時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年11月2日 21時
