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「シュアヒョン、ジョンハニヒョン。衣装のことで確認があるみたいです」
「あ、Aも呼ばれてたよ」
テヒョンオッパに顔を向けていると、後ろから掛かった声。
さっきスタイリストのオンニに呼ばれて練習室を出ていったウォヌオッパとミンギュオッパだ。
「だって。行こうぜ」
「うん。ほら、Aも行くよ」
「...ぁ、」
こうして私はシュアオッパに手を引かれるがまま、テヒョンオッパに何か返す前に背中を向けて歩き出してしまった。
背中越しにオッパがどんな顔をしているのか。気になるけど、振り向くことは出来ない。
...オッパは、”作り物”が嫌いですか。
なんて。
聞きたいけど、聞けないままだ。
衣装の確認とは言っても実際に試着する訳ではなく、寸法やサイズのチェック、NGなどがあれば、みたいなそんな感じだった。
男女のコンセプトのため私達のグループは男性側はスーツ、女性側はドレスで固定されていて、イメージとして出されたドレスがかなり際どくて困った。
「あ〜やっと終わった〜」
「お疲れ。Aも、今日は疲れたでしょ？」
そのシュアオッパの言葉に深い意味は無いんだろうけど、ジョンハニオッパはピタリと静止して、シュアオッパに焦ったように目配せをした。
ハニオッパに悪気はないんだろうけど、どこが気まずい雰囲気になってしまう。コソコソ目配せされるのも悲しいな。
「なんかごめん、ほんとに」
「あぁ...いえ、全然」
慌ててハニオッパが謝ってくれるけど、謝られるのも何だか気まずかった。
「......なんでそんなに後ろめたそうにしてるの？」
ジョシュアオッパの素朴な疑問に、今度は私がピタリと固まってしまった。
「別に悪いことした訳じゃないでしょ」
「シュア、」
「だって、綺麗になるために努力したんでしょ？それに自分で選んだことなんだから」
”自分で選んだこと”だと、そう言われてしまえば返答に困ってしまう。
事務所から話を持ちかけられて、頷いたのは紛れもない自分自身だ。
少なからず逃げ道はあった。私は自分自身のために、自分のこれからのアイドル人生のために、顔を変えて賭けに出たのだ。
その選択をしたのは私。これだけは変えられない事実。
「それくらいの意志があったってことでしょ？僕は全然いいと思うんだけど。むしろかっこいいよ」
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てこゆの(プロフ) - izu^^さん» 一日で！笑一気読みありがとうございます、、笑笑こちらこそ読んでいただけて嬉しいです！^^ (2020年12月2日 19時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
izu^^(プロフ) - 偶然この作品に出会ったのですが、楽しくて1日で6まで読んでしまいました！！素敵な作品ありがとうございます！！ (2020年12月1日 17時) (レス) id: 6a22bceaf6 (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - b_sr_mさん» えぇ！い、1番ですか...！？笑光栄ですありがとうございます(TT)(TT)励みになります〜！更新頑張ります！！！！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
b_sr_m(プロフ) - 占ツクで1番好きと言っても過言ではないくらい好きでいつも読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 642656ffac (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます〜！！えぇ！とっても嬉しいです、、、！更新頑張ります！！ありがとうございます〜！ (2020年11月23日 9時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年11月2日 21時
