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頭の片隅にあった断片的な記憶を呼び覚ましたのは、その少しあとのこと。
あの日、あの番組の練習が行われた日。
家を出る前に、いつも２、３種類を回して使っていたハンカチを全部棚に戻して、せっかく新しい場所だから、っていつもと違う新しいハンカチに手をかけた時だった。
...あれ、ここにあったハンカチ、どこへやったっけ。
確か、水色の...特に刺繍とかも何も無い、シンプルなやつだったような気がする。
記憶を手繰り寄せると、ふとあの日の出来事が頭に浮かんだ。
『遠慮しないで使っていいよ。返さなくても大丈夫だから。』
...あ。
そうだ、あの日、確か見学に来てた練習生の子に...とそこまで考えて、頭に浮かんでくるその子に何故か既視感を覚えた。
「...ねぇジミナ。雰囲気も立ち振る舞いも声もそっくりなのに、顔が全く違う2人なんていると思う？」
その既視感の正体に気付いた時、自分でもかなり驚いた。
いや、たしかに重なるかもしれないけど...だって、全然違うじゃん。
「そんなことあるはずないでしょ！」
やっぱりそうだよね、じゃあなんだろう？ドッペルゲンガー？
色々考えてみたけど、まったく頭が働かなかった。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
