検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:453,745 hit

101 ページ7

「ねぇ、」

「ジミナ...うん、分かってる。同じこと考えてた。」

おかしいよね、明らかに。

変だと思ってテヒョンイに話しかけたら彼もまた眉間に皺を寄せて、じっと一点を見つめていた。

彼の目線の先には有名な局のお偉いさんに挨拶をしに行くAちゃんの姿。

変に挙動不審だったし、なんだかキョロキョロしていたし、落ち着かない様子だったし。それに、さっきの。

『いや、ちょっと、やっぱりいいかなぁって、』

...って、一体何に対して?

「あの人と面識あるとは思えないし...それに、なんでこんなとこいるのかも正直謎じゃない?」

まあ、言ってしまえばそうだ。

ふむ、と頷いたテヒョンイの横から、末っ子がひょっこり顔を出した。

「なんの話してるんです?」

「いや、あれだよあれ。ジョングガもおかしいと思わない?」

そう言ってテヒョンイがクイッとAちゃんの方を顎で指すと、途端にジョングギの顔も曇った。

「普通の練習生なんてここには呼ばれないですよね。」

そうだ、本当にその通り。

確かにAちゃんは練習生の中では名も知れている方だし、ついこの間デビューが決まったばかりだし、メディアにも取り上げられてるし、ペンもいるし、可愛いし...って違う。最後のは完全に私情だけど、でも、それでもここには呼ばれない。だって練習生だから。

ここに呼ばれるアーティストはそれこそ僕らみたいな、自分で言うのも恥ずかしいけど、トップの方に入る人達だ。

だから余計に謎。

なんでこんな所に。それに、なんであの人と。

102→←100



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (227 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
615人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

てこゆの(プロフ) - もえさん» わー!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月13日 21時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます!!こんなにハマった小説はじめてです!!!これからも応援しています! (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:key | 作成日時:2020年6月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。