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別に今日じゃなくても、女として超えるべき一線を超える機会はこの先に五万とある。
今までが特別出会いがなかっただけで、練習生生活が終わってデビューすることになったら、きっと色んなアイドルやスタッフの方と出会うことになる。
勿論その中の1人と恋仲になって、そういうことになることも沢山あるかもしれない。
そう考えたら...別に、この身体ひとつ、たった1回だけ。
別にいい。これで幸せが手に入れるなら、これでいい。
それに、こんなことしてるのも私だけじゃない。
何人もの夢を見るアイドルが、きっと私と同じように、同じことを。
...いいんだ、これで。
「はやく、」
なかなか足を踏み出さない私に痺れを切らしたのか、その人は私のドレスの袖を掴んで自らの方に引き寄せてきた。
触れられただけでも吐き気がする。
そんな人と...私は今日。
「どうしたの？」
いいや。もう、全部。
何もかも、どうでもいいや。
エレベーターが静かに閉まっていくのを、ただぼうっと見つめることしか出来なかった。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
