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「わ〜!ソユンちゃんにユンジちゃん!!2人とも久しぶり〜!!」
翌日、いつも通り事務所に出勤すると、エントランスに見知った顔が並んでいた。
かれこれ半年?くらいかな。
ずっと会ってなかったから、久しぶりに会えてすっごく嬉しい。
2人ともますます美しさに磨きがかかってるし、ほんとにこのメンバーでデビューするんだ、なんて改めて実感した。
「ビッヒの方が事務所にやって来てくれてね、そこでデビューの話を持ちかけられたの!」
「まさかこんなことになるなんて...今でも信じられないよ。」
積もる話もあるし、立ち話でもしようと私達のデビューが決まった経緯を教えて貰ったんだけど、まるで夢物語。
要するに私をいち早くデビューさせたかったパンPDニムが、この人たちならとメンバーを決めてビッヒに引き抜いたらしい。
そんなことがあったなんて全く知らなかった。
「Aちゃんがビッヒに移籍したって聞いた時は本当にびっくりしたよ!元々の事務所が買収されてからすぐだったし、何かあったのかなあって心配で...」
「色々あったって言うかなんていうか...BTSの皆さんにお世話になったんだよね。本当に良い先輩たちで尊敬してる。」
あんなに堂々と新聞に載っておいて、私ってば2人に連絡すらしてなかったんだ...心配かけちゃってたみたいで申し訳ない。
「良い先輩たちだよね〜!」
私の言葉にうんうんって頷くソユンちゃん。
「実はさ、私も最近ホソクオッパとスタジオが一緒だった時に色々相談乗ってもらってたんだよね。」
え、と驚き半分。チクリとした胸の痛みが半分。
”オッパ”というその一言に、言いようもない不安感と胸騒ぎを感じた。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月13日 21時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます!!こんなにハマった小説はじめてです!!!これからも応援しています! (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:key | 作成日時:2020年6月9日 19時