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「ちょっと、」
「何?ってジョングガか。どうしたんだよ。」
「いや、あの人どうしちゃったんですか。」
あの人、そう言ってジョングガが指を指したのは負のオーラを全身に纏ったテヒョンア。
折角綺麗な顔をしてるのに、今日はそれが全て台無しだ。
「どうしたって...いやぁ、まあね。」
知らない、と言われたら嘘になる。
あの日の僕は寝てなんかいなかった。
もう少しで寝れるところだったのに、あんな一場面を見せられてしまったら嫌でも眠気が覚めてしまう。
テヒョンイがAちゃんの腕を優しく取って、何か囁いて、そのまま暗闇に消えていったあの日。
元々テヒョンイがAちゃんと2人きりで行こうとしていたナイトプールに、駄々をこねて連れて行ってもらった僕。
僕の珍しいお願いにテヒョンイも二つ返事でOKを出してくれたんだけど、元々この日にテヒョンイが何かをするつもりだったことは紛れもない事実で。
あー、抜け出したなぁ、告白かぁ、やるなテヒョンイ、付き合ったのかなぁ、なんて色々考えていたら2人は戻ってきた。
先を越された親友に少しの羨ましさを感じながらじっと息を潜めていたのだが、その時の空気感は行きとなんだか違っていた。
もしかして、振られた?
いやいや、まさかね。
...と思っていたんだけど、やっぱり振られたみたいだ。
僕的には良い感じだと思っていたんだけど。
Aちゃんってばかなり手強い女の子みたい。
恋愛ってよくわかんないな。本当に難しい。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月13日 21時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます!!こんなにハマった小説はじめてです!!!これからも応援しています! (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:key | 作成日時:2020年6月9日 19時