今日:2 hit、昨日:24 hit、合計:453,770 hit
小｜中｜大
126 ページ32
テヒョンさんは今、何を...？
驚きで声すら出なくて、ただ呆然と彫刻のように整った彼の顔を見つめていた。
「ロマンチックな夜景の上なら、少しぐらい我儘になってもいいよね。」
スゥッと息を吸う音が聞こえてきて、発せられたその言葉。
「...好きなんだ。」
その瞬間、風がサッとテヒョンさんの前髪を靡かせた。
さっきよりもはっきりと見えた彼の真面目な表情に、自分自身も息が詰まるような緊張感を覚える。
自分がその告白にどう思うかよりもひたすらに驚きの方が勝っていて、その言葉に私はなんの返事も出来ずに唖然としていた。
「ごめんね、困らせたかったわけじゃなくて...返事はいつでもいいから。今日はもう寝よっか。」
うんともすんとも言わない私に眉を下げて悲しそうな顔をしたテヒョンさんは、逃げるようにして私に背を向けてしまった。
さっきよりもさらにぎこちない2人の空間。
掴まれなかった腕と、人一人分開けられた距離に、少しの寂しさを感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 615人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
