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「！」
あの人だ。
それからしばらくして、お目当ての人物を発見した。
事務所から受け取った写真を何度も見返したから間違いない。
小太りで、いかにもってかんじの風貌に派手なアクセサリーの数々。
もうこの時間が来てしまったのか。でも...仕方ない、行くしかない。
ぎゅっと強く手を握りしめて、BTSの皆さんに動揺を悟られないようにあくまで平然を装って足を踏み出した。
「すみません、私はこれで...」
「え？用事でもあるの？」
キョトンとした様子のテヒョンさんにすみません、ともう一度断りを入れる。
「ご挨拶する方がいるので...」
嘘は言ってないよね。特殊な”ご挨拶”だけど。
「あ〜そういうこと！わかった！いってらっしゃい！！」
「ヤー、もし挨拶が終わってまた暇になったらおいでよ！オッパ達が相手してあげる！！」
ジンさんのその言葉に、不意に泣いてしまいそうになった。
嫌だ、行きたくない。でも行かなきゃいけない。嫌だ、嫌だ、そんな気持ちがグルグル頭の中に回る。
”暇になったら”...なんて。
もうこれからの時間、私が暇になることはないと思います、と喉元まで出かかった言葉をゆっくり飲み込んだ。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
