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「『”防弾少年団”の妹？Big Hitエンターテインメントの幻のヨジャとは』...だって！Aちゃん幻って言われてるらしい！」
いつもと変わらない日常。
私が1人練習室でダンスに明け暮れていると、パンを咥えたテヒョンさんがノックもせずに中に入ってきた。
「幻？」
「そうそう。ほら、この間正式発表したじゃん。」
あぁ、そうだ。そういえば、パンPDニムが私の受け入れを公式に発表していた気がする。
「『ソロか？グループか？デビューの日もそう遠くはないのかもしれない』ってさ！かなり期待されてるみたいだよ？」
「...ははは、頑張ります。」
ソロか、グループか...正直なところ、まだそこが協議中らしい。
BTSの弟グループであるTXTがデビューしてから1年も経っていない中で、ヨジャグルを初めて出すと言うにはあまりにも博打過ぎる。
でも私も年齢が年齢だから、早めにデビューさせなきゃいけないっていうのもあるし...と、まあ、色々あってなかなか決まらないのだ。
正直私がソロで輝けるほどの逸材じゃない子とは自分でもよくわかってるし、私は多少時期が遅くなってもグループを組むことを望んでいる。
でもそうなると、何年も後になっちゃうかもしれないんだよなぁ。
ヨジャ練習生が私しかいない状態から、1からオーディションが始まり、練習を積み重ね...そうこうしてると私のアイドル黄金期は過ぎてしまうだろう。
結構難しいこの問題。一体私はどうなるんだろうか。
「あ、そういえばジンヒョンがAちゃんのこと呼んでたよ。」
「え？私ですか？」
「うん。美味しいもの買ってきたからお裾分けしたいんだって。」
「昨日もそれでドーナツを頂いた気がするんですけど...」
有難いけど、毎日毎日高カロリーな物をお裾分けされたらさすがに太っちゃう。
「えー、食べないの？」
テヒョンさんの大きな目が更に大きくなり、私を見つめる。
「...う、」
私はテヒョンさんのこの顔に弱い。
「た、食べます...」
そう言われてしまったら、食べる他ないでしょ。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
