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次第に、口論にRMさんとJ-HOPEさんが加わっていった。

「上に報告させて頂きます。」

「...それは、」

「許されるべき行為でないことは貴方も分かっている筈でしょう。」

「同意の元だ。既に彼女の事務所と契約を成立させている。」

「本人の意思関係なしにですか?」

犯罪スレスレの行為だと言うのに、相手側は全く非を認めようとしない。

...それどころか、どこか堂々としているようにも見える。

”ここでは当たり前のことだ”
”他にもやっている人はいくらでもいる”

軽々と吐き捨てられるその言葉にゾッとした。

小刻みに震える体に気付いたのか、また後ろにいたシュガさんが私の頭をゆっくりと撫でた。

それだけで少しは気持ちが落ち着いたけど、震えは全く止まらない。

私はあれほど怖い思いをしていたのに...事務所からも、テレビ局からも、結局はただの駒だったってことか。

「...同意の元だろう?なぁ、」

ふと、ジンさんの後ろに隠れていた私の元に手が伸びた。

と、同時にさっきの悪夢がフラッシュバックして、私は声にもならないような叫びを上げて後ずさった。

「怯えてますよ。」

いつでもニコニコしてて、冗談を言って慰めてくれて気にかけてくれる優しいジンさんはそこにはいなくて。

聞いたこともないような低い声が聞こえて、バシッと強い音がした後に相手の手が弾き飛ばされた。

「さっきまでは随分と乗り気だったじゃないか。初めてだって、なぁ?そうだろう?随分と可愛らしい様子で...」

その言葉に、カッと身体が熱くなった。

屈辱も、恥辱も、全部ひっくるめて心臓がズキズキ痛い。

あんまりだ、こんなこと。

「...やめろ。」

突然ガッと2つの影が重なったと思ったら、相手の言葉に被せるようにしてテヒョンさんの低い声が響いた。

「それ以上言ったら...お前、」

こんなテヒョンさんは見たことない。

物凄い剣幕で相手の胸倉を掴んでいる、こんな怖い顔をしてるテヒョンさんなんて。

...初めて見た。

「テヒョンア、やめろ。」

「落ち着けって。」

クサズの2人が止めていなかったら、今にも相手に殴りかかっていたかもしれない。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月13日 21時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます!!こんなにハマった小説はじめてです!!!これからも応援しています! (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:key | 作成日時:2020年6月9日 19時

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