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「ヒョン、」
今まで端っこの方でじっとしていたジニヒョンがいきなり動き出した。
「っ、ヒョン！！！」
まさかあの人までテヒョンイと同じように、って一瞬思ったけど全くそんなことはなくて。
「ユンギヤ、お前の言うこともわかるよ。決して間違ってなんかない。
...間違ってるのは、この世界の方だ。」
ジニヒョンはぽんってユンギヒョンの肩を叩いただけで、特に走り出したりはしなかった。
ただいつもふざけているところしか見てない長男の真面目モードは本当に久しぶりで、僕だけじゃなくてメンバーみんなかなり驚いてる。
「僕はね、悪いことを当たり前だと感じてしまったら負けだと思ってるんだ。
だってそうでしょ？事務所のいいなりで、嫌なことを強制的にさせられるのがアイドルなの？違うよね？」
やけに説得力のあるジニヒョンに押されて、ユンギヒョンも大人しく口を閉じた。
「...あの子はそのためにここに来たんじゃない。
事情はどうあれ、困ってる後輩を助けるのが先輩の役目だろう？」
それだけ言うとジニヒョンはテヒョンイと、そのテヒョンイに着いて行ったジョングギを追いかけるようにして去っていった。
それに続くようにして僕も、ナムジュニヒョンも、ホビヒョンも、そしてユンギヒョンも慌ててホールを後にする。
あれこれ考えるのはもうやめだ。
泣いてるなら、泣き止ませてやらなきゃいけない。
落ち込んでるなら、慰めてやらなきゃいけない。
助けを求めてるなら、助けてやらなきゃいけない。
ただ大切な子が困ってるというなら、僕には助ける義務がある。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
