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『Aです。こちらこそよろしくお願いします!』
『ナムジュナ〜硬すぎ!Aちゃんの希望、J-HOPEです!メンバーからよく名前は聞くけど、話すのは初めて、かな?』
んー、やっぱり違うのかなぁ。
もしかしたら、なんて考えていたけど、予想していたよりも遥かに距離が遠かった。
初対面だと言っても変に動揺しなかったし、やっぱり勘違い...?
「ナムジュニヒョン!」
うーん、と唸っていた俺の隣に立ってグラスわ傾けていたナムジュ二の元に、すごい勢いでテヒョンイが飛び付いてきた。
その顔はなんだか深刻そうで、チラッとテヒョンイの後に続くようにしてやってきたジミニとジョングギの顔色も伺ったんだけど、マンネラインの3人は揃いも揃って深刻そうな顔をしていた。
「どうした?なんかあったか?」
ナムジュ二がテーブルにグラスを置いて、両手をポケットに入れた所で、テヒョンイもやっと落ち着いたみたいでゆっくり話し始めた。
「Aちゃんって、どういう目的でここに呼ばれたんだと思いますか...?」
その名前に、思わずピクっと反応してしまった。
バレてないよね...俺、結構顔に出やすいから気を付けなきゃ。
「目的?そんなの交流を深めるために決まってるだろ。」
「交流?誰とですか?」
「んー、テレビ局とか、他の事務所とか、ほら、デビュー前ならコネ作りとかしなきゃいけないだろ。」
「あー、そういうことかぁ!だから緊張してたんだぁ!!」
ナムジュ二の言葉に、納得した様子のマンネライン。
こいつら、揃いも揃って過保護で心配症だなぁ。
そんくらい大切にしてるっていうのも伝わるし、これまでの反応とか宿舎での様子見てても相当可愛がってるんだろうけど。
弟に妹が出来たようで、なんだか不思議な気分。
こうしてウリマンネ達も大人になっていくのかあ、って考えたら少し寂しい気もするけど、そんな弟達の成長に思わず顔が緩んだ。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月13日 21時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます!!こんなにハマった小説はじめてです!!!これからも応援しています! (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:key | 作成日時:2020年6月9日 19時