好きならいつ始めても遅くはない

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「日本から留学してきた佐藤Aさんだ。」

「アンニョンハセヨ〜。佐藤Aです。よろしくお願いします！」

私が留学したのはごく普通のよくある高校の普通科だ。

留学生クラスとやらに入って、ここで韓国語を勉強したり韓国の文化なんかを学んだりするらしい。

まだまだ韓国語が覚束無い私にとってはここで勉強できるのがすっごく有難いし、毎回毎回授業をきっちり受けようと思う。

日本にいた時みたいに居眠りしないように気を付けなきゃ。





その日の夜に予め話を通していたダンススクールとボイストレーニング教室の体験に行き、ヘロヘロになって自宅に辿り着く。

時間は一秒足りとも無駄にするなって先生が言ってたから、休んでスマホいじってる時間なんて私には必要ない。

半身浴しながら韓国語の勉強をしたり、バンタンの歌を聴きながらストレッチと筋トレと体幹トレーニングをしたり、これは私が好きでやってることなんだけどその後は眠たくなるまでバンタンのダンスを踊る。

これに関しては完全なる独学だし、今の私のダンスレベルはほぼ初心者のようなものだからなかなか難しくて上手くいかないんだけれど。

好きな人達と同じように体を動かしてるってだけで、私にとっては結構な幸せだったりする。

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