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「あ、あにょはせよ...。」
あまりの緊張に舌が回らなくて甘噛みしてしまった。
ソユンちゃんが私の声に被せて挨拶してくれたから目立たなくて済んだけど、危ない危ない。
目の前に立つ7人のBTSのメンバーさん達は、バラエティだからか明るめのポップな衣装で、もう何着てもかっこいいけどかっこよすぎて脳がキャパオーバーしそう。
「防弾少年団です!今日はよろしくお願いします。」
今日もしっかりしたリーダーさんの挨拶に続き、続々と他のメンバーも挨拶してくれる。
「あれ、」
じゃあ、と立ち去ろうとした時、ある人物とパチッと目が合った。
「この間の見学の子?」
その目の持ち主はワールドワイドハンサムこと窓拭きジンニム。
覚えてもらっていることにびっくりしたけど、それよりもちゃんと周りを見てる長男らしい気配りにも感動した。
「は、はい!」
ジンさんの質問に答えるように首を大きく上下に振る。
「だよね!すっごい鋭い視線で穴あきそうだったから覚えてる。」
ひゃっひゃっとお得意の窓拭き笑いを聞かせてくれたジンさんに、極度の緊張で全然動かない表情筋を酷使して精一杯の笑顔を返す。
ていうか私、そんなに鋭い視線だったのか...?
世界のジンさんと会話が出来てる事だけで涙が出そうなのに、更に認知なんて幸運すぎてそのうち悪い事が起きそう。
「ヒョンの言ってた顔が怖い子ですか!なんか見た事あると思った!!」
「テヒョナそれめちゃくちゃ失礼だからね?」
テヒョンさんも私の顔を見て思い出したように声を上げて、言葉のチョイスにJーHOPEさんが注意してたけど顔が怖いと言われても全然平気だしむしろ嬉しかった。
黄金マンネがすごい真顔でこちらを見つめてくる。可愛い顔なのに無表情で視線が痛い。
「練習生さん達困ってるから!引き止めてごめんなさい、今日はよろしくね。」
RMさんがそう締めてくれたおかげでこの神聖な空間から立ち去ることができ、数歩歩いところで思いっきり息を吸えた。
あんなところにずっと居たらまともに呼吸出来ずに窒息死しそう。
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てこゆの(プロフ) - ?めぃろ?さん» コメントありがとうございます!!(TT)お褒めの言葉嬉しいです!私も現実感を意識して作った物語なのでそう言って頂けて嬉しいです〜!! (2021年4月26日 17時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
?めぃろ?(プロフ) - アイドル系の小説って、夢主が完璧すぎてどうしても引っかかってたんですけど、こういう現実的な小説を求めてたので、すごい嬉しいです。 (2021年4月26日 16時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:key | 作成日時:2020年5月12日 19時