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その翌日からは一層練習に力が入った。
寝ても覚めても練習。朝昼晩練習。
ここの練習生の中でも一番なんじゃないかってぐらいずっと練習室に籠って、納得いくまでひたすら練習していた気がする。
そしてとうとうだが、私はやっと学校を卒業することが出来た。
留学生でかつ練習生である私は成績がギリギリで、現地の生徒達よりもかなり遅めとはなってしまったのだが。
ちょっとだけコミュニケーションが取れるようになって出来た友達だったり、日本にいる同級生やお父さんお母さんからも沢山お祝いしてもらった。
両親には既に練習生になっていることを報告している為、2人は帰国を強制することなくこれからも私の夢を応援すると言ってくれた。
そんな親の期待にも応えるべく、今はこうして練習室で過ごす日々が続いている。
ダンスが形になってきたからかダンス以外のレッスンも増え始めて、ボイトレだったり演技指導だったり、表情を作る練習もこれから追加されていくらしい。
忙しない日常が少しずつ変わっていくのが嬉しい。
もっともっと頑張ろう。
がむしゃらに、ただひたすら前だけを向いて。
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てこゆの(プロフ) - ?めぃろ?さん» コメントありがとうございます!!(TT)お褒めの言葉嬉しいです!私も現実感を意識して作った物語なのでそう言って頂けて嬉しいです〜!! (2021年4月26日 17時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
?めぃろ?(プロフ) - アイドル系の小説って、夢主が完璧すぎてどうしても引っかかってたんですけど、こういう現実的な小説を求めてたので、すごい嬉しいです。 (2021年4月26日 16時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:key | 作成日時:2020年5月12日 19時