好きだから仕方ない

手前 in×ym ページ22

Inoo side







“…伊野ちゃんのこと、好き、みたい…”





“お、俺も、、山田が好き、”







長年、抱いていた恋心は



ようやく実って



君への愛へと変わっていく




だけど、俺はいつの日か



歪んだ愛しか



咲かすことができなくなった







「ごめん、、



大ちゃんと話してたら遅くなっちゃった、」







昔の俺だったら



テキトーに流せたはずだ




でも、もうそれはできない







「俺よりも大ちゃんが大事なの？



俺のこと好きじゃないの？」







君を責め立てる言葉しか思い浮かばない




ねぇ、お願い…



俺だけを見つめて、愛してるって言ってよ…



じゃないと、俺、







「…っ、ごめ、んっ、、なさい、、あっ、」







「お前が好きなのは誰だよ、っ、」







「お、おれは、、けいが、すき、、



けいだけ、が、、あぁっ、！」







俺が正気に戻るのは



君が目を閉じたとき…




優しく頭を撫でると



君は眠りながら涙を流した







「…ごめんね…。俺も、涼介が好きだよ…」







どうしてこんなことをしてしまったのか、



後悔の波が襲う




でも、



君が好きすぎるが故に



君を傷つけてしまっている



そう思えば



自分の罪が軽くなるように感じた





どうか、



こんな俺を愛し続けて…







「…別れようなんて、言わないでね？」







まだ始まりに過ぎないんだから






end



＿＿＿＿＿＿＿＿＿



いのやま×ヤンデレ

現実か、夢か ar×ym→←依存 yt×ym

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