1話 ページ2
私は今年受験を控えているバリバリの中学3年生だ。
だが、目の前のテストの点数は受け入れたくないな。
10点。
まぁ一番苦手な国語だし、これはしょうがないだろう。
「うわ、A10点ってないでしょ。あんた今年受験やろ？」
そういって後ろから私のテストを覗き込んできたのは、私の数少ない友達花だ。
花は小学校からの仲で同じオタ仲間、そのせいか意気投合することがとても多い。
『いやー、今回は運が悪かっただけやって。てか、今年受験なんは花も一緒やろ。』
花「Aほど成績悪くないから平気やし。ほんまに勉強したん？」
『ちゃんとしたから。課題だってやってたし。』
花「どうせ答え見てやったんやろ。あ、そうや今日うち来る？お母さんおらんからさ、一緒にテストのやり直ししよ？」
『あんた神か。あ、でも今日ミュータントタートルズやし…』
花「たしかうちのとこ見れると思うから一緒に見ようや。」
『花、やっぱあんた神やわ。』
花「大丈夫？精神科行く？」
『バカにしとんのか。』
花「うん。」
『おい。』
まぁいいや。テストとかホントめんどくさい。
タートルズの世界だったら私は学校いかなくていいのかなぁ。いや、流石に学校は行かなきゃだよな。
そして放課後。
花「んじゃ、帰ろっか。」
『んー。帰ろ帰ろ。一緒にタートルズを見ようではないか。』
花「あたしらがやんのはテストの復習な？スマホばっか見てたらぶっ叩くから。」
『あら、花ちゃんお口が悪い。』
花「Aには言われたくないわぁ。」
『まぁいいや。はよ帰ろ。』
花「ほいほい。」
そう言って椅子から立ち上がった。
教室出るときに国語の先生に補習来いって言われたとか知らない。
私と花はいつも通りふざけながら帰った。
訳のわからない会話をしているうちに花の家についた。
『お邪魔しまーす。』
花「どーぞー。」
なんか花ん家来るの久しぶりだな。なんも変わってないけど。
花「あ、ジュース買いにいかん？」
『えー、駅まで行くん？』
花「当たり前やん。いっつも引きこもってるんやからちょっとは運動しなあかんやろ。」
『あー、分かったよー。』
財布だけ持って家を出る。
駅まで歩いていくなんて久しぶりだからちょっと坂を歩いただけでもうくたくただ。
しかも今は夏。
太陽の光が肌を焼く。
汗が頬を伝う。
頭もボーッとするし、夏なんかだいっ嫌い
花「A！」
『え、なに…』
キキーッ！
ドンッ！
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シヲリ - すごく面白いです！ミュータントタートルズ好きなのでどうか更新頑張って下さい！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: ec5fa9b38e (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - この物語の主人公…私か?(マジ顏)続きよろしくお願いします!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: d29703dc0a (このIDを非表示/違反報告)
ことぶ - 面白いです！この小説、普通に好きです！ (2018年10月6日 23時) (レス) id: c2b6737579 (このIDを非表示/違反報告)
二丁拳銃 - がんばれファイト！ (2018年9月1日 16時) (レス) id: b5e4f84778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mao | 作成日時：2018年8月26日 18時
