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How are you ? ページ28

家に着き、彼女を寝かせてやるとそのままポアロに戻るため踵を返す。あと数分もすれば、サラリーマンなどが昼食をとるためピークを向かえるのでそれまでには戻らねばならなかったのだ。

少々荒めの運転で、ポアロに戻ると店内にはエプロンを着けた蘭さんとコナンくんの姿があった。どうしたのかと、梓さんに尋ねると少し怒った口調で「彼女さんの体調が悪いなら側に居てあげなきゃだめです!」と言われてしまった。後に続くように、蘭さんからは「私たちいつも御馳走になってますし」とまで言われてしまう始末。

「でも、本当に良いんですか?」
「安室さんの早引きなんて慣れっこですから」
「ハハ、ではお言葉に甘えて
蘭さんもコナンくんもありがとうございます
梓さん、あとはお店のこと任せました」
「はい、任されました!」

梓さんの敬礼をみて、ポアロを出て警視庁へ。
警備部と風見に、明日は彼女を休ませるように手配をして、犬舎からポーを回収。その後はMAISON MOKUBAへ行き、最近新たな住人となったハロを回収する。
RX-7で初対面させたが、ハロはポーに威嚇することなく、尻尾を振って挨拶していたので大丈夫だろう。


犬達を乗せた車を走らせること、数十分。
彼女の家に着き、寝室に向かうと、出たときとは少し光景が変わっていた。

僕の服が、布団の上に巣のように散乱していてその中心で彼女が寝ている。片付けるため、抱き締めている服をとろうとすると、物凄く嫌そうな顔をするのが可愛くて、つい写真を撮ってしまう。
片付けるのは諦めて、ハロとポーを布団の上に上げて一緒に寝る。僕は彼女を抱き締め、ポーは怒られないかソワソワ、ハロは彼女が気になるのかしきりに臭いを嗅いでいる。

抱き締めると彼女は服を手放し、僕にシフトチェンジしてくる。寝ている状態での無意識下の行動だからこそ、尚更愛しく思う。





「茶色?」
2度寝から目覚めると、目の前が茶色だった。
確か服の上に寝ていたはずだが…と寝起きで鈍い頭を、なんとか稼働させようとしていると、上から起きたか?という言葉が降ってきた。

「どうしてですか」
「何がだ?」
「仕事優先しなきゃだめですよ」
「他人の服を巣みたいにして寝てたやつが言う言葉じゃないな」
「零さんのばーか」
「はいはい」
「何で上半身裸なんですか
それと視界の端の白いモフモフはなんでしょうか」
「男ってそんなもんだろ
ハロだよ
ほら、ハロ挨拶は?」
「ワン!」

ハロって…アレですよね小型球形ロボット

お使い→←気にしないで



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おもち(プロフ) - 続き待ってます!頑張ってください! (2020年6月7日 11時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
花束 - 面白いです!更新楽しみに待ってます、頑張ってください! (2020年4月22日 2時) (レス) id: 214425843c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 更新する予定はありますか?好きな作品なので待ってます。 (2019年5月27日 19時) (レス) id: aff190880b (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - 北海道大変でしたもんね…本当このお話テンポが自分好みで面白いです!次の更新まで読み返しながら楽しみに待ってます!無理はなさらないでくださいね! (2018年12月28日 17時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます。訂正しました! (2018年7月30日 7時) (レス) id: af792d1093 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月1日 23時

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