仕事人間 ページ20
「安室さ」
「おっと
フラフラじゃないか」
数日眠ってた身体に無理をいわせてここまで来たのだ。
フラフラになるのも無理ないでしょう？と思いながら、もっと疲れている彼に抱き締められる。
「安室さんこそ
その怪我手当てしなきゃですよ」
「…その前に後始末だ」
「悪化する前に手当てです
後始末はパパに任せましょう」
「Aの方が、風見の扱い酷くないか？」
「今後の任務に支障が残るより、
頼れる部下に頼るのが最善です…合理的なだけですよ？」
「わかったよ」
警察庁様の彼が納得してくださったので、包帯と消毒液等を渡すと、驚いた顔をされた。誰も見てないし、盗聴もされてないから手当てしてくれないのか？と聞いてきた。
盗聴までは頭に入っていなかったが、このまま言い合って時間を潰すより、早く手当てすることが先決だと判断し手当てをする。
着替えのお礼で、包帯はきつめに巻いた。
「なぁ、包帯きつめに巻いてないか？」
「圧迫止血で「本当の事を言った方が身のためだぞ」
…人を勝手に着替えさせたでしょう」
「まだ怒ってるのか
悪いと思ってるが、人手もなかったんだ
仕方がないだろう？
それに僕だって、裸を見るなら合意が良い」
「わかりましたが、最後は聞こえなかったことにします
任務頑張って下さい」
「Aは足があるのか？」
「人員輸送車に乗って帰ろうかと」
「気を付けるんだぞ」
「零さんこそ
無理しないでくださいね」
そう言って来た道を戻る。
輸送車の方に向かうと、コナンくんや毛利さん達の姿を見つける。
あちらも気付き、こちらに手を降ってくれる。そこから一緒の輸送車に乗り、毛利さんが逮捕された話などを聞き、驚いてコナンくんをみると、刑事さんもきっと忙しかったからと困ったように返答された。
彼がいうなら、きっと今回の一見において必要悪だったのだろうと、自分を納得させた。
--------------------------------------------------------
家に帰る前に、警視庁へ向かう。
ほとんど誰もいなかったが、今回の一連について報告書を作成していると、黒田管理官がやって来て今回の爆発とガスの関連について聞かれたので、当日起こったことを、口頭で報告した。
「そうか
そういえば柏木は、工藤という男を知っているか？」
「日本警察の救世主…って呼ばれてましたよね
彼は消息不明って聞きましたけど、どうかされたんですか？」
「いやなんでもない」
どうしたのだろうか。
忘れてくれて良かったんですよ→←22-7 サッカーボールは凶器
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 808人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち(プロフ) - 続き待ってます！頑張ってください！ (2020年6月7日 11時) (
レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
花束 - 面白いです！更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2020年4月22日 2時) (レス) id: 214425843c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 更新する予定はありますか？好きな作品なので待ってます。 (2019年5月27日 19時) (レス) id: aff190880b (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - 北海道大変でしたもんね…本当このお話テンポが自分好みで面白いです！次の更新まで読み返しながら楽しみに待ってます！無理はなさらないでくださいね！ (2018年12月28日 17時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます。訂正しました！ (2018年7月30日 7時) (レス) id: af792d1093 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零 | 作成日時：2018年6月1日 23時
