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【花巻貴大】《お泊まり.2》 ページ31





「…んー、Aー、」


「なに...って、重い。」


あれから、ご飯も食べ、お風呂に入ってのんびりとスマホを弄っていると、ずしっと背中に花巻が体重をかけてきた。


重い。と軽くあしらって、

またスマホを弄ろうとすれば、ひょいっと花巻の腕がのびてきて、スマホを奪われた。



「あー、ちょっと返してよ。LINEしてたのにー。」

「誰とだよ。」

「まっつんに決まってる。」


平然とそう答えれば、むっとした顔であっそ。と答える花巻に、嫉妬?とからかってみる





それと同時に、視界が反転したように感じ、背中にとんっと壁がついた。


目の前には花巻の顔。その後ろには木製の天井が広がっている。

ここで、やっと今の状況を理解し、顔にだんだんと熱が集まってきた。



―――…、床ドンされてるじゃん。


「は、っ、ちょ。花巻、?」


「…――、嫉妬だけど。悪りーかよ。」



ぷい、とそっぽを向き、ボソッと呟く花巻。


「わ、分かった。分かったから、退こう?」


そんな花巻が不覚にも可愛い、なんて思いながら、焦りを隠しそう言えば、

悪戯っぽく笑って、嫌だ。と言って
ぐ、と顔を寄せてきた。



「……俺がいつからお前の事好きだったと思ってんの?ちなみに保育園の頃からな。」


その言葉に熱い頬がますます熱くなるのを感じ、手で顔を覆い、隠す。




「…お前は?」


「……き、嫌いじゃないよ.」


我ながら素直じゃないな、とは思う。
それでも花巻は満足そうに笑い、やっぱりなーっと言った。



それに言い返そうとしたとたんに、二人しかいない静かな部屋に、チュッとリップ音が響いた




「……なっ、なっ…!」

あまりに突然の事に驚く事しか出来ない私に、こいつは、




「…好きだぜ。大好き。」


こつん、と自分の額を私の額に合わせ呟いた。






「………知ってる」



素直じゃない私だけど、貴方の事が、大好きだから、宜しくね。


なんて、思った冬の甘い、甘い、ある夜。




勿論、言葉には表さないけれど。








けしごむ。さんリクエスト!
ちゃんと出来たかな、、?

リクエストありがとうございました!

【西谷夕】《記憶》→←【花巻貴大】《お泊まり.1》



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りーむ - 面白いです!もしもシリーズて告白されてる現場を見られたらallキャラでお願いします! (2015年5月18日 17時) (レス) id: a78f4b71f2 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクパンダ - にろとケンカして2人とも不器用でなかなか謝れない……的なやつお願いします!! (2015年5月13日 22時) (レス) id: f81e617daf (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイー☆ - はじめまして!もしもシリーズのオールキャラで涙目あ上目遣いでおねだりしたら…的なの書けませんか?おねだりじゃなくてもいいです!お願いしゃす! (2015年5月10日 9時) (レス) id: 8e44ba414d (このIDを非表示/違反報告)
月架姫(プロフ) - もしシリーズのオールキャラで二人だけのお泊まり会…的なの書いて頂けないでしょうか?リクエストです! (2015年5月6日 21時) (レス) id: 2940168ea6 (このIDを非表示/違反報告)
三神真凛@痛部屋制作中。←(プロフ) - オールキャラの海に出掛けたら、の海さんが素敵…w優しいなぁ…。 (2015年5月6日 8時) (レス) id: 04b1b5225a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷鳥. | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年2月4日 16時

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