【ハイキュー】れもん味【短編集】

【青葉城西】《退学したい.2》 ページ3

私は平凡だ。いやもう本当 に。

身長、体重、髪質、肌、顔、運動神経、成績、スタイル、そして苗字まで普通で平凡だ。

そんな私が何故女子のアイドル的存在 (認めたくないが)及川徹とその仲間達にこんなにからまれているのか。

それは今 から約一週間前、入学式の時までさかのぼる。

「ーーーであるからして、ーーーーで」


「…………」

今は入学式。くそ長い校長の話の途中。


他の生徒はほぼ寝ているなか、起きているのはうちと先生方とごくわずかな生徒だけだろう。


「………………はぁ…」

そんな事を考えながら右耳から左耳へと校長の話を聞き流していると、三年生？くらいの男子と目があってしまった。

故 意じゃないあってしまったんだよ。

なんかいかにもチャラいです。みたいな雰囲気をした優男くんは


何故かうちを見てﾆｺﾘと効果音がつきそうな爽やか笑顔で微笑んできた。ｹｯ…こ れだか優男は



何故だか腹が立ったから
顔をわざとらしく歪めてそっぽ向いてやった。

優男はきらいなんだ。生理的に。


「………！？！…」

そのうざい優男先輩はびっくりした、 とでも言うように目を見開いた。


はっ…。ざまぁない。

それから入学式を終えて、帰ろうとする と。

「ねえ！君！」



「はい？私ですか？……」

声をかけられたと思ったらさっきの優男先輩だった。なんなのしずめ海に


「俺、及川徹。あのさ君、バレー部のマネやってくれないかな。」

と言ってさっきの爽やか笑顔を向けてきた。


「………え、いやですけど。なんなんですか貴方。いきなりとかないわーです。 」


そう言いのこし、うちは帰路についた。

はっはっは。優男を退治したー。とふざけたメールを幼馴染みの影山飛雄に送ったのを


バカだったなぁ。と思うのは次の日の話

―――――次で終わらせます！

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