【wrwrd】書記長補佐の愛情表現が重い (ページ22)

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22話ページ22

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『…どこだここ』

私が目を覚ますと見覚えのない暗い閉鎖空間にいた。手には手錠がかかっており辺りを見回すと見知らぬ男が2人居た。

誰ですか(純粋な目)

『んん可笑しいぞ…私はさっきまでエミさんと一緒に幸せな時間を過ごしていたはず…』

「そうだよ！でもその時間は俺たちが奪った。お前を人質にする為にな」

『え、喋った！？』

「喋るわ！！！」

見知らぬ男が私の独り言に口を挟んできた。置物かと思った…びっくりしちゃったな！

『私とエミさんのデートを邪魔した貴方たちの罪は重いですよ…？人質？馬鹿馬鹿しいですね？私1人でも貴方たちくらい何とかできますよ』

「ｯｯ……！お、お前に何が出来るって言うんだ！」

『3桁×3桁の掛け算の暗算ができます…(ﾆﾔﾘ)』

「ニヤリじゃねーよ！！一瞬驚いちまったじゃねーか！巫山戯んな！！」

『3桁×3桁の掛け算で早く答えられた人が勝ち！いざ勝負！』

「やんねーよ！！」

そう言いながら見知らぬ男は私にナイフを向けてきた。その姿を私は真顔で見る

すると見知らぬ男は冷や汗をかきながら私に質問をしてきた。

「……怖くねぇのか？」

『トントンさんにいつも粛清剣向けられてるので全然おけです！許容範囲！むしろ貴方よりトントンさんの方が私を殺，す勢いですよ』

「お、お前嫌われてるのか？」

『愛ゆえの行動ですよ♡』

「(やべぇの人質にしちまった…)」

男はクソデカ溜息をつき頭を抱えた。

するともう1人の男が私の元へやってきて顔をジロジロと見てきた。

……な、なんやこらぁ手ぇ出るよ～？？？

もしかして青のりついてる？？？

私は手錠の付いてる手で苦戦しながらも顔をペタペタと触ってるところ男は私に顎クイをして、「お前…結構キレイな顔してんじゃねーかよ」と言ってきた。

『うっっっえ！？？？？？？』

突然の行動にびっくりした私は思いっきり男を押してしまった。その男は「うおっ」と言いながらふらついた。

「そんな反応できるのか、可愛いじゃん」

『うえっ！』

「吐くな」

『私はバランス感覚いい人が好きなので…すぐふらついた貴方はちょっと…』

「なんだお前」