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ハァ...夢か...。過去の夢、久しぶり。

目を開けると変わらない天井。時計は見ていないけど、多分まだ真夜中だろう。

昨日は早く寝ちゃったし...。まだ涼介と裕翔も寝ている。

そうだ。君に僕の過去を教えてあげる。本当は思い出したくもないけど...。夢を見てしまったからね。



僕がここに来たのは3年前。僕が7歳の時。
病気が発覚したのは6歳の時で、ここに来る前は隣の市の病院にいたんだ。


そこの病院は...はっきり言って最悪だった。

僕の主治医は50代の男だったんだ。
僕が息をしているだけで睨んでくる。僕が喋りかけたら叩いてくる。

本当は病気が見つかったときは軽かったんだ。
だけど、その先生は僕に治療をしてくれなかった。
嫌いだったんだろうな、僕のことが(笑)。

そんなことが日常的に行われる中。



僕は病院を脱走した。

・→←過去。



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作者名:きの | 作成日時:2022年1月31日 19時

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