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侑李side
伊&八「ほーい、みんなご飯だよ〜」
朝に検査が終わって皆でトランプをしていた僕たちの部屋に、お昼ご飯が運ばれてきた。
鰹節の匂いがする...！
山「えぇ〜またうどん〜？俺飽きた...。」
八「そんな事言わないの！(笑) ほら、ちゃんと座って食べて！」
やっぱり正解！うどん！うどん！うどん！
裕「侑李嬉しそうだね(笑)」
山「ほんと侑李はうどん好きだよねぇ...(笑)」
だってうどんって暖かいし、優しい味がするじゃん！年中食べていられるんだよね。
大好物にテンションが上がっている僕の前にもお昼ご飯が配膳された。
伊「はい！侑李の分！ あ、あとさ、お昼ごはん食べ終わったら談話室きてもらってもいい？」
「...え？」
僕、なんかやっちゃったかな...。昨日夜更かしして漫画読んでたから...？ 涼介たちと時々外に出ているから...？
伊&八「じゃ、いい子で食べてるんだよ〜」
涼「侑李どうしたのー？珍しいね、先生から呼ばれるなんて(笑)」
そんなことを言っている涼介は文句を言っていたにも関わらずもうご飯に手をつけている。
急に緊張が襲ってきた。前に置かれたうどんが美味しそうに見えなくなってしまった。
裕「侑李も早く食べないと、麺伸びるよ。」
なんとなく食べたくなくて、つけあわせのかまぼこをツンツンしながら窓を見る。
心なしか、春の空に雲がかかったように感じた。
続く
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作者名：きの | 作成日時：2022年1月31日 19時
